2011年11月3日
あの時あの時代のお天気は?
カテゴリー: 今日のできごと
11月だというのに、
ここ連日あたたかい日が続きます。
毎年この時期、
こんなにあたたかかったっけ?
と思って、
過去の気象データを見てみたら、
11月の初旬でこの気温は、
案外珍しいことでは
なかったようです。
ちなみに過去の気象データは、
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、
このサイトで調べられます。
かなり遡ることが
できますので、
面白いですよ。
例えば自分の誕生日、
例えば東京オリンピックのとき、
例えば終戦の日なども
調べることができます。
そういえば先日、
冷房機器の普及率について
この場で触れましたが、
これで横浜における
8月の日最高気温の推移を
調べてみたところ、
データ上は
冷房がないと耐えられないほど
大幅に気温が上昇しているというわけでも
なさそうです。
昔に比べて今のほうが暑い、
という印象があるんですけどね。
最近のほうが
年によって振れ幅が大きい傾向にあるので、
暑い年は暑く感じるのかもしれません。
または気温とは別に、
緑が少なくなったり、
地面がアスファルトで覆われたり、
あるいは家の中に
発熱体となる電気製品が増えたり、
そんなことが温度感覚に
影響を及ぼしているのかもしれません。
とはいえ、
それほど大幅に
気温が変わっていないとすれば、
ほんの30年ほど前、
ほとんど冷房なしで
過ごしていた頃と比べて、
まして当時は、
家の高断熱など珍しかった時代ですから、
私たちの身体のほうが
変調を来しているような、
具体的に申せば、
温度への耐性が落ちている
気がするのですが、
どうなんですかね。
今後住まいの省エネ化に向けて、
室内の温熱環境や断熱性の議論が
益々活発に行われようかと思いますが、
私は心の片隅に、
この問題意識を
持ち続けていようと思います。