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2018年7月24日

ある意味これも「伝統」なのか

カテゴリー: 今日のできごと

とある古いたてものの
窓硝子が割れてしまったので、
硝子交換を行いました。

なにぶん古いたてもののため
硝子はパテ止めで嵌っています。

今ではその工法で
硝子を嵌めることは
まずないため、

材料の調達はおろか、
パテ止めできる職人に
行き当たること自体困難です。

私自身、
その施工を初めて
目にすることができました。

手のひらにパテを取り
溶剤を混ぜて練り、

かたさがいい塩梅になったら、
これまた手で
硝子のキワにパテをくべ、

それをへらで
整えていくという作業。

流れとしては
そのような感じで、

へらで直す作業は、
左官仕事のようにも
見えました。

難点といえば、
どうしても硝子に
余分なパテなどが
ついてしまうのですが、

すぐに固まらないので、
硝子を拭く作業は
数日後経ってから。

その前にやると、
微妙に硝子が動いてしまうからです。

しかしこの
いかにも手仕事という感じと
コーキング特有の
つんざくような匂いがないというのが
いいと思いました。

もはや直す仕事でしか
目にしないとは思いますが、

これも「伝統工法」の
一つなのかな。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

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