2005年7月25日
クスノキ
カテゴリー: 目黒か邸
階段の材料になるクスノキ。
木目のおとなしい木ですが、あたりに樟脳の香りが漂い、とても存在感があります。凛とした気分になる樟脳の香り。Kさんがこの香りをとても気に入り、階段材として使うことになりました。
そしてこのクスノキは、私にとって、今年4月に若くして亡くなられた材木屋の吉岡さんの形見ともいうべき材。
このクスノキを見ると、吉岡さんと木材についていろいろとやり取りしていたことを思い出します。
吉岡さんは、天然乾燥材、そして神奈川県産材にこだわっておられた、とても貴重な方でした。
今は息子さんたちが十分その遺志を継いでおられます。