2007年10月18日
中塗り始まる
カテゴリー: 鎌倉く邸
竹小舞下地部分の
中塗りが始まりました。
材料は、
中塗り土と荒壁土、
砂とスサ。
砂がたくさん入っているので、
触ると、
ジャリジャリした感じです。
塗った直後の様子。
まだ水気を含んでいるので、
深い緑色。
この色もいいですなあ、と、
左官屋さんに話したら、
この色を乾いた状態で再現するのは
たいへん難しく、
だからお茶会をやるときに、
あえて直前に茶室の壁を塗り替えて、
乾いてしまう前の、
この色の間に会を開くという、
趣味人の方が、
いらっしゃるそうです。
またこの壁は、
着物が擦れると
壁にすぐ傷がつくので、
緊張感のある佇まいになるのが、
いいのだそう。
乾き始めた様子。
ほんのり緑がかった色。
乾きが遅いところは、
下地に貫があるところ。
このほんのり緑の色も、
美しい。
しばらく中塗りのままでも、
いいと思ってしまいます。
事実、昔の家は、
そうすることが、
多かったようですね。