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2006年2月19日

伝統構法なのにイタリアン

カテゴリー: ピスカリア


湯田さんによる左官仕事が終わった。
2階は白土塗。
1階のお店になる部分は、砂漆喰(土佐漆喰と白漆喰を混ぜてます)。
いわば日本で伝統的に使われる仕上だけど、ガサッと塗ってもらうと一気にイタリアンな雰囲気となる。
これが左官仕上のおもしろいところだ。

左官だけではない。
日本の伝統的な手法だけを使っても、空間を作るうえで様々な実験、挑戦は可能だ。

日本の職人文化のこと、木の文化のこと、森のことなどを考えると、この先「伝統的手法」による仕事を続けていきたい。
しかし伝統的手法を使うとしても、こうして「今」の空間を形作っていきたいと思う。
逆に「今」の空間を提案していくことによって、伝統的手法が生きたものとなり、存続していくものだと考えている。