2016年12月2日
住みながらあたためた戸
鎌倉や邸にて。
四年半越しに、
居間に建具が入りました。
腰板が付き、
亀甲模様の格子に
硝子を嵌め込んだ
引込建具です。
建具が納まるように
改修当時に枠は設けたものの、
予算その他諸々の都合で
建具自体は付けずじまいに
しておりましたが、
取り付ける必要が生じたのと、
住みながら建具の要望が
具体的になってきたので、
取り付ける運びとなりました。
今はたてものが完成する時に、
全てが完成するように
作ることが多いと思うのですが、
このように、
一度住んでみることによって、
構想をあたためるという
ものの決め方も、
よいと思います。
住むことによって気づくことも
あるでしょうし、
住みながら作り続ける楽しみを
残しておくことにもなりますからね。
いずれにしても、
イメージどおり、と
喜んでもらえてよかったです。