2012年2月19日
先人との思惑の一致
カテゴリー: 鎌倉小町や邸
昨日古民家改修の現場にて
竹小舞大会だったのですが、
竹小舞の「骨」となる
間渡し竹を仕込む際、
柱・梁にドリルで穴を
開けようと思ったら、
その場所には既に
「先客」がおりました。
つまりそこには、
鑿で穴が彫られていたのです。
現場の諸々の都合で
一度この部分の土壁を
落としたのですが、
その土壁の間渡し竹も、
こちらが取り付けようと思っていた位置と
同じところに仕込んでいたわけです。
作り方が同じだとすれば、
当たり前なのかもしれませんが、
約八十年前、
この家を作った当時の職人と
思惑が一致したようで、
何だかうれしくなりました。