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2006年1月4日

古き良き構法を伝えていくために

カテゴリー: 今日のできごと


我が家の壁には、いわゆる「断熱材」はない。
そしてこれから設計する家にも、自分の住んでいる周辺の地方で仕事をいただくかぎりは、基本的には断熱材を入れるつもりはない。

そのかわり、壁は竹小舞(写真参照)を下地とする厚さ約7cmの土壁と通気層と表皮となる仕上げで、屋根は厚板と通気層と瓦で断熱性を確保する。
気密性は・・・、我が家の場合、基本的に外部は木製建具なので、なし!(笑)。

今まで、自分で住んできた感覚として、「夏は涼しいですよ」「冬は寒くないですよ」と言ってきたが、この家の作り方を伝え続けていくために、やはり科学的立証が必要だ。
今年から室内の1階と2階、そして屋外の温度、湿度を調査することにした。

自分でもその調査結果が楽しみだ。

ちなみに、本日21時現在の調査結果は以下のとおり。
なお、暖房は1階にあるガスストーブのみ。

屋外
気温:1.4℃
湿度:70%

室内(2階)
気温:18.8℃
湿度:45%

仕事をするうえでは、ちょうどいい感じ。