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2006年5月27日

吉岡木材さんの話


吉岡木材さんは、神奈川県厚木市にある材木屋です。
神奈川県産材を主に取り扱っています。
また材木の乾燥も、‘お日様’が頼りという昔ながらの素朴な乾燥方法です。
もちろん、‘クスリ’などは一切使わず、すくすくと木を商っています。

こうして、近くの山で採れた天然乾燥の木材を商う材木屋は、二昔くらいならばごく当たり前に存在していたのでしょうが、今ではたいへん珍しい存在となってしまいました。

そのような人と聞くと、頑固親父的な雰囲気を想像しますが、実際足を運んでみると分かりますけれども、一家で力を合わせて、楽しそうに仕事をしています。
日本の森林の事情は実はたいへんな状況なのですが、しかも去年は残念で悲しいできごとがあったのですが、それを乗り越え、悲壮感を感じさせることもなく、とても明るい雰囲気です。
だから、何度でも行きたくなるんでしょうね。
事実、焼杉作業のために、毎週のようにおじゃましております。
毎週行くのが、楽しみですらあります。

それと、やっぱり近いというのが何よりです。
やはり近ければ近いほど、家を建てようとしている人たちや私たちのような設計者とも密接な関係を築きやすいですし、また近ければ「明日お願い」とか、無理も言いやすいですしね(笑)。

お互い、これから、という年代なので、この先さらにお互い技術と品質に磨きをかけていき、神奈川の「木」と「家」をもっともっと、面白いものにしていきたいと思っています。

さあ、来週も焼き杉だ!