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2006年6月7日

吉田電設 古知屋さんの話


吉田電設さんは、大船にある電気工事屋です。

伝統的な木造建築構法の中で、実は電気工事は重要な位置づけとなります。といいますのも、電気配線を通すところを事前によくよく考えておかないと、意匠上配線がむき出しになりかねないからです(これをヨシとするのも一つの考え方ですが)。
伝統的な木造建築構法の建物の場合、基本的には木の構造体を包み隠しません。
本来だったら配線を通したい壁の‘フトコロ’も極めて少なく、さらには天井も貼らないことが多いので、配線の仕方にはとても気を使います。

ま、昔は電気なんてなかったですからね。
昔の家は電気配線しやすいようにできてません。
だから昔の家が今に残っている場合は、だいだいが電気配線がむき出しです。

余談ですが、このまえ鶴川の武相荘に行ったとき、建物の中で電気配線を竹を半割にしたもので覆っていました。
すばらしい美的感覚ですね、さすが!

話を元に戻しまして、吉田電設の古知屋さんとは、私の家を施工していただいて以来の付き合いで、その後も幾つか伝統的な木造建築構法の建物の電気工事を手がけておりますので、その点では安心して電気工事を任せることができます。

しかも、古知屋さんは、工事の進み具合を読んでマメに現場に足を運んでくださり、ときには木材の搬入を手伝っていただいたり、その仕事の姿勢には本当に助かっています。