2010年4月11日
和紙の里小川町へ
カテゴリー: 鎌倉か邸
午前中、建具屋の新井さんと
打ち合わせの後、
小川町に行きました。
目的は、
鎌倉か邸の障子に貼る和紙。
昨年の夏、
柿渋塗りに参加していただいた方から、
小川町で作られた和紙を勧められ、
いよいよ障子を取り付ける段になったので、
小川町で漉かれる紙の
色合いや手触りを確認してきました。
ついでに工房を
拝見させていただいたのですが、
日曜日にもかかわらず、
ちょうど紙を漉いているところでした。
世に出回っている紙は、
ほとんどのものが作る過程で
何かしら化学物質を
使っているらしいのですが、
今回漉いているのは、
そういったものを
一切使用しないで
作っているとのことです。
漉いているところを
しばし眺めていたのですが、
女性の方が
音楽を奏でるように軽やかに
紙の原料が溶けた水の中で
3尺×2尺の板を揺すり、
何枚も何枚も
紙を漉いていましたけれども、
この仕事は、
素人上がりでは
腰にきてしまって、
絶対に軽やかにいかないことは
想像に難くありませんでした。
そして
見ていておもしろかったのは、
紙を漉く装置。
竹の柔軟性を利用して、
紙を漉く板の動きを
軽やかなものにしていました。
こうした手仕事の姿は、
音といい、人の動きといい、
美しいですね。
できあがったものも、
このように作る姿を知ることで、
より美しく深く感じます。
ご興味のある方は、
ぜひコチラへ!
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