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2007年7月29日

土を知る〜荒壁土塗りと泥団子〜

カテゴリー: 家仕事塾


本日、
鎌倉カジュアートスペースにて、
第9回家仕事塾開催!

今日は、
左官屋の湯田さんを招いて荒壁土塗り。
そしてたくさんの方々に
参加いただけることになったため、
湯田さんにお願いして、
特別企画!
磨き仕上げの技術を応用した
「泥団子作り」を行い、
荒壁から仕上げまで、
一日、土を堪能しました。

真夏の蒸し暑い陽の下、
皆さま、
ご参加いただきましてありがとうございます!

まずは作業手順を、
湯田さんが作った見本を使って説明。
またこの見本が、よくできてるんだ。

竹小舞下地に、
手で泥を塗りつけます。
皆さん、童心に帰り、
黙々と作業しています。

今日は、
こんなにおおぜいの方々がご参加。
暑い日だったから、
ちょうどよかったです。

午前中には、
荒壁土塗りの作業は、
終わってしまいました。
すばらしい!

そして午後は、
光る!泥団子作り。

荒壁土で団子を作り、
そのうえに中塗り。
ここまで湯田さんが
仕込んできてくれて、
そのあと参加者は、
仕上げの工程。
赤青黄色のキメの細かい土を
慎重に塗り重ね、
磨きこんでいきます。
(私は写真のとおり、赤色を選択。
琉球の土だそうです。)

湯田さんの指導のもと、
まるで親鳥が
卵から雛を孵すように、
皆さん、丁寧に丁寧に作業。
その成果が表れ、
団子が光り始めると、
もうやみつき。
皆さん、終わることを知らず、
一心不乱に、
大事に大事に団子を育てていました。

ということで、
この小屋作りに関する家仕事塾は、
これにて完結!
およそ5ヵ月間という長丁場、
この場を提供してくださった
カジュアートスペースのマキコさん、
たいへんありがとうございました。
また延べ数十人となる参加者の方々、
文字通り皆さんの手で
ここまで作り上げることができました。
この体験を通じて、
将来の家仕事に対し、
少しでも糧にしていただければ幸いです。
また皆さんのおかげで、
私もこの5ヵ月を楽しむことができました。

しかし!

このたてものは、
8合目までは達しましたが、
完成までにあと2合、
登る必要があります。
引き続きこまごまと仕事がありますので、
その際はまたよろしくお願いいたします。

さて、
いつかこの催しを総括するか!

またどこかでこの企画、
やりたいなあ。