2011年6月14日
地元のまちで上棟
カテゴリー: 鎌倉手広た邸
我が家から徒歩2分、
今日地元のまちで
上棟を迎えました。
このまちでの仕事は、
我が家を含め、
三つ目になります。
十年前このまちで
大工の藤間さんをはじめ
たくさんの職人に教えられ、
試行錯誤しながら
初めて取り組んだ伝統工法、
当時はこうして
担い手の一人として
継続して取り組んでいきたいという
思いはあったものの、
夢もまた夢、
遠い先のことと
思っていましたが、
あれから十年たち、
今日またこのまちで
藤間さんの弟子の古口くんが
独立して初めての大仕事、
そんな意味でも
たいへん感慨深い上棟でした。
またこうして
近所で仕事できるということは、
建物のためにも、
また私たちにとっても
お互いよいことです。
歴史的なまちなみも、
ある時代の中で、
短期間にできたものは少なく、
数十年、数百年の蓄積として
じっくりと醸成されてきました。
このように、
点の仕事が
いつしか面となり、
木と土の家が連なる
まちなみになれば
うれしいですね。