ブログ
2015年8月25日

川を旅して思う

カテゴリー: 家づくりの理念


夏休みの前半は、
大学の頃からの友人たちと
恒例の川の旅。
http://blog.goo.ne.jp/riverjack

今年は11年ぶりに
三重と和歌山と奈良の境を流れる
北山川を旅しました。

その詳しい様子は、
別の場でお話しさせていただくとして、
とにかく自然の造形が織りなす荘厳な風景が
感動的に美しかったです。

対して人間が作るものの中で、
ここまで感動的に美しい作品に出会うことは
なかなかありません。

それどころか、
この風景の中で
人間が作り出したものに出会うと、

風景としては、
正直残念な気持ちに
なることが多いです。

ですので川を旅するたび、
美しいものを作り出したい者として、

人間が太刀打ちできないほどに
自然界は美しい、

だとすれば
その美しい自然界に
できるだけ受け入れてくれるような、
ものを作っていきたい、
と思うのです。

手を加えるほどに自然界と溶け込む、
「里山」のようなたてもの。

今の自分の活動が
それに近づいていこうと
しているのだろうか、

川の旅は、
もちろん第一に楽しいから
行くのですが、

結果として、
そんな自分のものづくりの哲学を
確かめる機会でもあります。