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2008年9月24日

‘昔色’を掛け合わせ

カテゴリー: 今日のできごと


藤沢む邸の焼杉作業では、
どういった仕上げにするか、
色々試しながら決めました。

向かって右から、

バーナーで焼いた杉板、

焼いた杉板の煤を
洗い落としたもの、

焼いた杉板に、
油で溶いたベンガラを塗り、
拭き込んだもの、

焼いた杉板の
煤を洗い落し、
その上に油で溶いた
ベンガラを塗ったもの、

油で溶いたベンガラを
塗ったもの。

昔から使われていた
着色の技法を組み合わせるだけで
様々な表情を作り出すことができます。

しかもいずれも、
現代の塗料などでは醸し出せない
趣があります。

またこれらの色を
建主自らの手で作り出せるというのが
いいですね。

自分で手をかけて
これらの色が表れたとき、
何ともいえない感激があります。