2009年4月23日
朝、簾
カテゴリー: 今日のできごと
仕事部屋の東側には、
物干し台に通じる
硝子戸があるのですが、
この時期の朝は、
ほぼ真東から陽が昇るので、
日の出の頃から眩い光が
差し込んできます。
少し前だったら、
あたたかくなってきたなあと
とてもありがたく感じていたのですが、
この頃は初夏の陽気なので、
正直少し、
手加減してくれないかなあと
思います。
とくに私は、
朝早い時間から、
この戸の真横で
仕事を始めるので、
朝陽とのお付き合いの方法が、
とても大事です。
そこで活躍してくれるのが、簾。
以前建主さんにいただいたものを
ここに掛けさせていただいております。
陽射しが強いときは、
パソコンの画面を
直視できないくらい
眩しいのですが、
ぱっと簾を垂らすだけで、
暗くなるわけでもなく、
ちょうど心地よい光の量を
通してくれます。
そして初夏の陽気の
この時期は、
戸を開けておくと、
簾を通る風が
心地よいと感じます。
朝寝ぼけまなこでも、
地球の引力による速さで
室内に心地よさをもたらしてくれる、
この切り替えの早さが
実に日本的でいいですね。
調べてみると、
簾はとても古くからある
日本の住まいの装置のようです。