木のふるさとを楽しむ(2日目)
木のふるさとを見る旅、2日目。
なんていい天気。
宿泊した民宿で、
少し設計の打ち合わせをした後、
昨日に引き続き岡部さんの案内で、
材木のふるさととなる山を歩きました。
道中の岡部さんの説明が楽しい。
登った山は人の手がきちんと入っていて、
陽が射し、風も流れ、
歩いていて気持ちのよい山です。
道中、沢伝いに、
主にサワラとスギが植えられていました。
岡部さんによると、
さらに高いところではヒノキが、
またさらに高いところでは
広葉樹が植えられているとのこと。
それぞれの植生を生かした、
教科書どおりともいえる
山づくりがなされている山です。
暑い日の中、
山道はなかなかしんどい。
身体中、汗が流れ出します。
だけど、登るたびに涼しくなるのが分かります。
そして登ること数十分、
突如、目の前に岩壁が現れました。
そこにはロッククライミングを楽しむ人たちが。
そうここはこのあたりで、
ロッククライミングのメッカの一つとのこと。
ここでロッククライミングの様子を眺めながら、
しばし休憩。
とても涼しい。
高さ15〜20mあたりの岩に
はいつくばっている人の姿が、
なお涼しい。
これまでかいた汗が、
全て一気にひいてしまいました。
ところでロッククライミング、
楽しんでいるのは年配の方ばかりでしたが、
みんな若々しく見えました。
やはり人生楽しみがあると、
また義務感ではなく、
楽しみながら身体を動かす機会があると、
人は若く見えますね。
山を降りると下界はやはりアツい!
このあと一行は、
水辺に降り立ち、
山の楽しみの一つ、
渓流釣りを楽しみました。
この水辺の空間が、
実に気持ちよい。
また実は、
これまでさんざん川を旅しながら、
昔からじっとしてられないという性分もあって、
釣りよりは‘走る’ほうを選び、
釣りに縁のない人生でしたが、
初めてやってみてこの楽しいこと!
また機会があればぜひやってみたいと思います。
こうして2日間、
材木屋の岡部さんの案内のもと、
材木の加工場、材木置場、原木市場、そして山と、
木のふるさとを遡る旅を楽しみました。
こうした素材とふれあう機会、
また素材を取り巻く人たちとふれあう機会、
それぞれの関係を深め、
それぞれの立場にとって、
実に楽しく心地よい機会です。
これからも時間の許す限り、
家づくりごとにこうした機会を
作っていきたいと思います。