2011年2月19日
木の建築学校〜架構図実習〜
カテゴリー: 今日のできごと
今日は、2010木の建築学校第6回目。
この企画の山場ともいえる、
架構図実習です。
その山場の回に、
僭越ながら私が
講師を務めさせていただきました。
いわゆる木造の構造図を
書くための講座だったのですが、
私は意匠設計屋で、
構造の専門家ではありませんので、
あくまでも意匠設計の立場から、
模型や実例を交えながら
お話しさせていただきました。
伝統的な木造建築は、
その多くが構造かつ意匠。
つまり構造体が
ほとんど見えてくるために、
意匠設計者とはいえ、
木構造に関する基本的な理解が
不可欠だと考えます。
2階建ての木造住宅でしたら、
建築確認を申請する際、
構造設計者に頼らずに
手続きを進める場合が
大半かと思いますので、
なおさらのことかと思います。
そんなことから、
敢えて私が構造図に関するお話を
させていただきました。
ただ、木構造の話を
させていただくうえで難しいのは、
正解が一つだけではないということ。
柱、梁の配列の仕方は、
設計者としての考え方が
多分に入ってきますので、
そういった意味では
今日の話は「日高流」、
つまり特殊解だったかもしれませんが、
それは私がお話しする以上、
仕方ありません、
と開き直るしかありません(笑)
駆け足で色々なお話を
させていただきましたが、
今日のお話を基に、
ぜひ自分の世界観を
作っていただければと思います。
それにしても
十年ほど前、
藤間さんが我が家を建てる前に
練習のために作った軸組模型、
この場でも大活躍です。