2015年9月30日
未来を比べる
カテゴリー: その他
これから始まる
古民家改修現場の
縁側の床板。
おじいさんと同じくらいの
歳を重ねても、
全然元気、どころか、
歳月を重ねた味が
とてもよい感じです。
一方で、
割とすぐ近くに張ってある
おとうさんくらいの歳の
合板を張り合わせた
新建材の床板は、
だいぶくたびれていました。
現代のおじいさんとおとうさんの
象徴なのでしょうか、
という冗談はさておき、
私たちが選択していくものの未来を
こうして間近で比較できることは
たいへん参考になります。
当時の時代背景の中で
新建材は新建材の
役割があったのだと思います。
これがあったからこそ高度成長期に
たくさんの住まいを供給することができた。
お手軽にできる新たなデザインが
きっとたくさんの人たちにえがおをもたらした。
しかしそれらの未来を
知ってしまいました。
この現代、
たくさんの選択肢がある中、
それぞれの未来を知ることで
自分がどんな未来を作りたいか、
という目で選ぶことも
大事な視点の一つなのかもしれません。