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2012年4月20日

棚と障子

カテゴリー: 鎌倉小町や邸

古民家を改修する場合、
もちろん最初に図面を描きますが、

現場が進み、
下地の状態が露わになると、

思いがけないできごとに
出くわしたり、

下地が思いのほか、
美しかったり、

図面通りには、
いかないことがままあり、

そのたびに現場に足を運んで、
大工をはじめとする職人たちと相談、

仕上げに至るまでの物語が、
とても楽しい仕事です。

古民家の多い鎌倉に
住んでてよかった(笑)

南側の大きな開口部に仕込んだ
両側に引き込まれる障子の納まりも、
物語のある空間の一つ。

当初引き込まれた障子の脇に、
棚などない計画でしたが、

構造上の理由、
また下地の状況を踏まえて、
そこに棚を作ることにしました。

そしてその棚は、
障子の割付と合わせて
棚板を割り付け、

整った表情作りを
試みています。