2007年9月13日
止まる響きと止まらぬ響き
カテゴリー: 鎌倉く邸
葦と漆喰が奏でる天井が、
できてきました。
四本の間渡し竹に
細かい間隔で葦を括りつけ、
その上から、
漆喰を落して仕上げます。
これは、昔ながらの
「ヒビキドメ」という、
上階の音をなるべく下階に伝えない
天井を作る手法が
ヒントとなっています。
なお漆喰は、
真白とせず、
土佐漆喰を混ぜて、
少し黄色を帯びたものにしました。
葦の色と同調して、
いい感じです。
しかし漆喰のほうは
将来少しずつ白くなり、
葦も風化して
褐色になってくるので、
時とともに対比が表れ、
‘味’が出てくることと
思います。
さあ、この天井、
何て名付けよう。