2020年11月9日
気づきの存在
先週から都内某所で
古い家の外壁改修工事を
進めていました。
既存の外壁板は
かなりくたびれていたけど
外見や床下を覗くかぎり
骨組みはそれほどでもないと思って
板を剥がし進め、
また約20年前
改修した際に貼ってあった
透湿防水シートを剥がすと
びっしりと
シロアリがいらっしゃるでは
ありませんか。
そして見事にマツの梁が
食べられていました。
こういう時、
シロアリはオソロシイ、
やっぱり駆除しなければ、
という話の流れに
なりがちなのですが、
シロアリさんが
なぜそこにいらっしゃったのかを
考えたときに、
理が通ることが
多いんですよね。
詳しいことはさておき、
それらを考えると
シロアリさんは私たちにとって
やみくもに忌み嫌う存在ではなく、
気づきの存在だと思うのです。
どうしても駆除しなければ
ならない場面はありますが、
彼らも必死に生きています。
そしてシロアリさんだけではなく
全ての生きとし生けるものが
そうなんだ。
全ての存在に
意味がある。
そう考えてこれからも
シロアリさんと
向き合っていきたいと
思います。