町田か邸上棟
九月も半ばだというのに、
日中はまだまだ厳しい暑さが
続いています。
夏が大好きな私としては
夏が終わった感じがしないので
うれしいのですが、
外で仕事するには、
ちょっと身体に応えます。
今日も容赦なく、
ギラギラと熱い太陽が
私たちを照らす日でしたが、
町田で無事上棟を
迎えることができました。
今日のために集まってくれた
仲間の職人の皆さま、
本当におつかれさまでした!
今回は八割がた見学していた私でさえ、
しんどかったので、
一日中日陰のない場所で
動いていた職人さんたちは、
本当につらかったと思います。
現に休憩時間は、
たくさんの水分が
消費されていきました。
それにしても、
上棟は何回経験しても、
感動的ですね。
パズルのように
組み上がっていく様子が
楽しいだけではなく、
数ヵ月間かけて
大工たちが刻んだ仕事の
集大成の日であり、
建主さん、職人、設計者、
あるいは、職人同士の絆を
確認する日であり、
何よりも、
建主さんの笑顔が
うれしい日です。
そして、
現場で本格的に物語が
始まる日でもある上棟は、
この仕事をしていて、
いちばん気持ちが上がる
日かもしれません。
(ちなみに建物が完成する日は、
さみしさのほうが先に立ちます。)
さあ、
これから始まる物語が
楽しみです!
・・・・・
朝、木登りできる木、待機中。
木登りできる木は、
とても重いので、
四人がかりで運搬。
玄関部分は、
足固めで足元を補強。
この下を
靴収納として
使えるようにするためです。
大工のたつやが
豪快にカケヤで
叩いているところ。
彼は元、
きらくなたてものやの所員。
当時より身体が引き締まり、
立派に大工として育っています。
2階の床梁が
納まったところ。
色々な穴やら溝やらが
見えますが、
全て意味のある刻みです。
きらくなたてものやではいつも、
最後の棟木は、
建主さんに叩いてもらっているのですが、
今回は建主さんご夫婦お二人で
叩いてもらいました。
今日はお二人にとって、
結婚記念日の日でもあります。
同じ記念日に、
ご夫婦の思い出深い
共同作業ができて
よかったです!
3時の休憩頃に棟が上がり、
夕暮れまでに
垂木も納まっていきました。
尺五寸間隔で
連続した垂木の様子は、
リズム感があって
本当に美しいです。
日が暮れて、
一日中作業した職人さんの他に、
関係する様々な職人さんたちも集まって、
上棟のお祝い。
ほぼいつもの面々で
楽しい時間を過ごすとともに、
絆を再確認したひとときでした。
このすばらしき仲間たちと
いつまでも仕事ができるよう、
私もがんばりたいと思います。