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2015年1月10日

祭のような始まりの儀式


今年初めの
「現代版結」の取り組みは、
ヨイトマケ。

ヨイトマケとは、
やぐらを組んで、
重いおもりを地面をつく作業です。

コンクリートなどない時代、
伝統的な日本の家の足元は、

地面をしっかりとつき、
その上に石をしっかりと置いて、
木組みが載っかるという、
いわば石場建て。

今回は屋根のない
工作物ではありますが、

その石場建ての工法で
やってみようと、

ヨイトマケを
行うこととなりました。

昨年末から
募集をかけたところ、

ヨイトマケ自体の
物珍しさも手伝ってか、

今日はなんと、
40名以上の方々に
お集まりいただきました。

そんなに集まってくださるので、
みんなで輪になって、
数え唄を歌いながら、
楽しく進めようかな、
と思っていましたが、

最初の1時間で1個の石しか
据えることができなかったので、
方針変更(笑)、

「体育会系」にて
進めることといたしました。

すると交替要員は周りに
たくさんいるので、

その後は最初の1時間は、
いったいなんだったんだろうと思うくらい、
みるみる進みました。

皆さんがそれぞれ、
作業の手順を覚えたということも
大きいですね。

最後のほうは職人も私も、
ほとんど口と手を出さずに
済むほどでした。

ええもうこの鎌倉の仲間で、
ヨイトマケ請け負えます(笑)。

いずれにしても、
たくさんの人たちが集まって
数の掛け声が響き合い、

一つ一つの作業は
重労働でしたが、

おやつの時間には、
16個の石を全て据え終わり、

みんなと汗と達成感を
共有することができて、
本当に楽しかったです。

祭りのような始まりの儀式、
これからこの場所での物語が
さらに楽しみになりました。

数え唄を模造紙に書いて、
みんなで歌いました。

しかし途中から、
三十の数のみ(笑)。

女子だけ集まって行った
女子会ヨイトマケ。

やはり男子が行う時とは違う
しなやかさがありました。

私はしばらくこの真ん中にいて、
幸せでした(笑)。

お昼ごはんは、
おいしいごはんが集まって、
まさにお祭りのような雰囲気。

最後はそこにいる皆さんの
ほぼ全員が綱を引きました。

みんなで共有した達成感!

「おまつり」の後、
つい一時間前が嘘のような静寂。

これが今日の成果品。
皆さん、ありがとうございました!

足腰十分養生して、
お休みください。