2006年7月30日
‘祭り’のあとに思う
カテゴリー: 横浜な邸
N邸上棟後、現場に板を広げて上棟のお祝い。
藤間建築工房のこれまでの仕事をねぎらうとともに、これから工事に携わる職方たちも集まり、今後の工事の安全を祈願しました。
Nさん、立派な祝いの場を設けていただきまして、ありがとうございました。
祝いが終わった今、祭りが終わった淋しさを感じつつ、様々な感慨が頭をよぎります。
K邸のKさんご夫婦や柿渋塗りで多大なる協力をいただいたS藤さんが見学に来ていただきました。
I邸(ピスカリア)の棟梁の後藤さんと現場で再会することができました。
方々から集まってくれた大工同士、大工技術について議論を交わしていました。
吉岡木材さんからは、「この家では木がよろこんでいる」と、うれしい言葉をいただきました。
Nさんからは、「こうした伝統構法による家づくりをぜひ続けてもらいたい」と、勇気付けられる言葉をいただきました。
こうした感動的な時間は、建て主さんのご尽力はもちろんとして、大工の技術と誇りを結集した伝統的な家の作り方によるところも大きいと感じます。
すばらしい建築技術と職人集団の継承のために、建て主さんたちの満足のために、森や木のために、そして自分自身の使命として、今日集まっていただいた面々により、私たちの住む地域の周辺で、こうした家づくりを一つ一つ、着実に継続していきたいという思いをいっそう強くしました。