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2008年6月27日

粘土の里見学

カテゴリー: 今日のできごと


最近左官屋さんが
荒壁土用の粘土を仕入れている
深谷配合粘土(フカネン)さんを訪れました。

ここの粘土は
とてもキメ細かい、
いい粘土なので、
どんなところで採れるのか、
興味があったのです。

訪れて早速案内いただいたのは、
フカネンさんの工場からほど近い、
田んぼに囲まれた一角。

もともと粘土が埋まっている
土地だったようですが、
40年前田んぼだったところを
そのままに寝かしておいたら、
とてもいい粘土が採れるように
なったそうです。

手のひらに粘土をすくってこねたら、
ムニュッとする触感がとても気持ちいい!

車で移動中も、
この気持ちよい粘土を
しばらくこねていたら、
粘土が玉になり…、

家に着く頃には、
宝物のようにピカピカと光る
堅い泥団子になりました。

これがまた、
すべすべして少しヒヤッとする触感が
とても気持ちいいのです。

ところで深谷配合粘土さんは、
左官屋さんだけではなく、
群馬藤岡で瓦を焼く五十嵐さんや、
屋根舞台で活躍する甘楽町の小林さんと
つながっていてビックリ!
考えてみれば土壁も瓦も、
同じ粘土からできるものですからね。
とはいえ世間は狭い。

またフカネンさんの社長は
とても元気で気さくな方でした。

粘土や土を扱う商売は
どちらかというと地味で、
しかも衰退しつつあると
いってもいい仕事ですが、
そうした世界の中でも
逆境に立ち向かい、
こうして元気な方がいらっしゃると、
とてもうれしくなります。