美しい、って何だろう
今晩は長谷の古民家ゆりいかで、
先月のエネルギーカフェの続編と言うべき
「美しき緑の星」上映会&イオさんのお話し会。
夜6時から始まる予定でしたが、
そこは鎌倉らしく(笑)、
約45分遅れてのスタート。
一時間半ほど映像を観賞した後は、
みんなの持ち寄りごはんを囲んで
イオさんのお話し会。
イオさんのお話がとても面白いので、
気がつけば日付が変わっていました。
内容は、映画も含めて、
宇宙の話、分子原子の話、
経済界の話、政治の話…と、
多岐に渡り、
揺れ動く時代の中で
参加者それぞれにとって、
琴線に触れる言葉が
あったのだと思います。
私にとってその一つは、
思い立ったらすぐ動け。
直感には意味がある、という言葉。
振り返ればまさに
ほとんど直感だけで
歩みを進めてきた半生ですが(笑)、
少々思慮は
足らなかったかもしれないけど、
それでよかったのだ、
と自分を納得させるとともに、
だからこそ
この道に行きたい!
と心から思える道に
出会えたような気がしています。
また映画のほうは、
この現代文明に痛烈な皮肉を込めた
コメディだったのですが、
「美しい」とは何かを
えがおで考えさせられる作品でした。
最近感じるのは、
ものづくりにおいても、
もちろんデザインという発想は
あるのですが、
美しいもの、という
言葉や数字で計れないことよりは、
机上の理論の積み重ねで
作られている傾向を感じます。
この時代、
他人に受け入れてもらうために
必要な手続きではありますが、
それに終始して、
多くの場合大切な何か、
私たちの直感で、
美しいと思うことや
心地よいと思うことが
置き去りにされてしまって
いるようにも思います。
美しいって何だろう、
と腕を組んで
考え込むのではなくて、
日常の中で
直感的に思い当たることを
一つ一つ大事にすることから
明日を始めるのも
いいかもしれません。
自慢の一品持ち寄り晩ごはんを
いただきながらのお話し会でした。
みんなで囲むごはんは、
何ておいしいんだろう。