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2008年12月12日

自立循環型住宅について学ぶ

カテゴリー: 今日のできごと

今日は今年4回目の木の建築塾。
アルセッド建築研究所の大倉 靖彦氏より
「自立循環型住宅の考え方と効果の評価方法」
についてお話をいただきました。

化石由来のエネルギー供給が
覚束なくなりつつある今日、
こうした概念が普遍的に
なりつつあるのですね。

お話に出てきたことを挙げると、
障子、ルーバー(格子)、蓄熱用の土間、
縁側、庇、風の道、自然エネルギーの活用…、
結局は、先人達が築き上げた
住まいづくりの知恵と技術に
行きつくのではないかと思います。

ところでいただいた資料の中に、
住宅における電気設備の消費量の
内訳に関するデータがありました。
それを見ると、
シックハウス対策用の24時間換気扇が
全体の6.9%を占めていて
意外に多いな、と思いました。

伝統構法で家を作り、
木を表して合板等を使わなければ、
24時間換気扇を不要とすることができるので、
少なくとも伝統構法は、
6.9%省エネということになりそうです。

それ以外のデータを見ると、
エアコン:25.3%、
この数字が高いのは予想がつきますが、
食洗機:4.0%
ウォシュレット:5.5%
は思ったよりも大きいな、と思いました。