2012年3月21日
裏も美しい
カテゴリー: 鎌倉小町や邸
鎌倉古民家改修の現場にて。
畳表を交換するため、
今日畳屋さんが
畳を引きとりに来ました。
畳を上げてみると、
畳床の菰の目が見えました。
美しいなあと思って見ていたら、
畳屋さん曰く、
こんな美しい菰の目はめずらしい、
とのこと。
やはりそうなんだ。
昔の人たちは、
こういう見えないところにも
手をかけていたのですね。
さらに畳屋さん曰く、
畳は畳床がしっかりしていれば、
100年経っても使えるとのこと。
現代の畳のように
見えないところだから、
安価な工業製品、ではなく、
こういうところに手をかけるのは、
そういうことなのかもしれませんね。
何となく落ち着くデザインと
保温性という機能に加えて、
この耐久性、
改めて畳のことを
見直しました。