2007年10月18日
見えないところだからこそ
カテゴリー: 鎌倉く邸
大工の藤間さんの手で、
造作工事が進んでいます。
現在は、
内部外部の内法(うちのり)材の取付。
※内法材:敷居とか鴨居とか
今日は、
居間の外壁面にある
大きな木建具の
枠廻りの仕事を
していました。
縦枠に戸ジャクリがあり、
段差があることもあって、
小胴付きを付けて、
敷居材、鴨居材を、
スッポリと飲み込ませて、
納める加工。
たいへん手間のかかる仕事です。
だけど、
これなら木が収縮しても、
取り合いの部分が
スイてこないですね。
そのほか写真を見ると、
室内壁の土壁と取り合う部分、
外壁の板壁と取り合う部分に、
あらかじめシャクリを入れているのが、
分かると思います。
いつまでも建物をきれいに見せるためは、
こうした大工さんの、
見えないところの手間が、
とても大切なのです。