2016年5月20日
警鐘、なのかもしれない
カテゴリー: 今日のできごと
化学物質過敏症の方が暮らす
住まいの建具を交換しました。
元々は、‘襖のような’建具、
それを杉の板戸に交換したところ、
部屋の居心地がだいぶ変わったようで
よかったです。
同じ杉でも
産地や部位によって
樹脂成分の揮発が
多いものと少ないものがあり、
多いものはやはり
匂いが気になる傾向にあるので、
建具職人と
綿密に打ち合わせをして、
吉野産の源平材を
選ぶことにしました。
事前に現物の様子を
確認していたとはいえ、
心地よくなったと聞いて
本当にホッとしました。
一方で元々入っていた建具ですが、
現在ではよく使われている
建具の一つです。
しかし使われている素材は、
人工的に紙に似せたもの、
あるいは人工的に木に似せたもの。
そしてそれらを
人工的な接着剤で
貼り合わせています。
化学物質過敏症の方々は、
それらに反応します。
鈍感な私たちも
処分しようと思って
それらを燃やしたら
よく分かります。
鼻が曲がるほどの
異臭を放ちますからね。
化学物質過敏症の方々の反応は、
私たちに対して
警鐘を鳴らしているような
気がしてなりません。