2010年9月27日
財産と糧
カテゴリー: 今日のできごと
某古民家の改修が
必要な状況にあるため、
今日を含めて2回、
職人たちと建物を
見て回りました。
やはり職人たちの
分野ごとにこれまで培ってきた
経験を踏まえた意見は、
たいへん参考になります。
これからの時代、
改修という仕事が
より重要性を
増すのだと思います。
改修の仕事こそ、
技術はもとより、
建物の観察力、
金銭感覚、
適切な判断力、
たてものやの真価が
問われるときです。
このとき計画者として
職人たちと対話できる環境が
私にとって
とても大きな財産です。
またこの経験を
重ねることで、
これから建てる建物の
数年後、数十年後を
想像することができ、
手入れしやすい家、
傷みにくい家とするためには
どうすればいいかを
知ることができます。
財産の大切さが
骨身に沁み、
自身の糧になる、
改修の仕事です。