ブログ
2013年3月31日

過程の美

カテゴリー: 鎌倉みや邸

先日書いたとおり、
カキシブ隊では
文字どおり1本1本の材木を
つぶさに観察することが
できるわけですが、

とくに昨日のような
2階の床梁を塗ると、

たくさんの種類の継手・仕口に
出会うことができます。

これらの大工仕事は、
実用としての結果ですが、

造形としても
心惹かれるものがあり、

また想像力をかき立てられて、

眺めていて楽しいです。

私たちがめざしていることの一つは、
「伝統工法」というよりも、

過程が楽しいこと、美しいこと

その成果として、
味わい深い空間を作ること
なのかもしれません。

こうして並んでいると、
機関車が並んでいるようですね。

通し柱に刻まれた
落し蟻の仕口。

抽象画のようです。