2016年11月18日
銅の流しと真鍮水栓
カテゴリー: 神田え邸
神田え邸にて。
洗面所は、
桧の天板の上に
銅の流しと
真鍮の水栓。
きょうだいのような関係の
金属が共存しています。
ところで最近
流しと水栓の関係について
水道屋といろいろ考えるのですが、
水栓の操作は、
流しの器の中で、
もしくは
流しの器の真上で行えるほうがよい
という結論に達しています。
と申しますのも、
手や顔を洗ったあと、
水栓を閉める前に
手をタオルで拭く人はまれで、
たいていの場合
濡れた手で操作しようとします。
すると水栓の操作部の真下に
水滴が飛び散るわけですが、
その水滴を
流しが受け止める位置関係にあれば、
天板はあまり
濡れずに済みます。
木で天板を作る場合、
濡れてもかまわないように
桧など水に強い木を選びますが、
それでもあまり
濡れないにこしたことは
ありませんからね。
なので、
流しの器の中に
水栓を設置できない場合、
水栓の形状は、
壁出しの胴長のものが
今私の中で理想です。
しかも今は
給湯器が適温のお湯を
作ってくれるので、
単水栓で十分です。
壁出しの単水栓は、
安価な傾向にあるというのも
うれしいですね(笑)。
そんなことを
考えたうえでの
この組み合わせです。