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2005年12月11日

400㎡あったら毎日ごちそうでんな

カテゴリー: えこびれっじ

今日は、エコヴィレッジ鶴川住民主催による第3回パーマカルチャー公開講座が開催された。
本日の題は、「食べ物を育てよう。」
土作り、コンパニオンプランツ、作付に関する話であった。
酒匂さんの話は体系的で、しかしその中に酒匂さんの主張も感じられて、とてもおもしろかった。
今日みたいな話を聞いていると、早く実際に農作業に取り組んでみたくなる。
失敗を重ねつつも、自分で実際にやってみることで、知識が深まるのだろうと思う。
休憩時間中、Hさんと冗談で、こういう寒い日にこそ、エネルギー(暖房)使わないで、グランドで原寸大の土地でワークショップやったらいい、なんて話をしてたけど、本当にそうしたい気持ちだった。

今日のワークショップは、2×3=6㎡の菜園で、年を通じて「みそ汁の具」を安定供給できるように、作付けを考えよう!という内容だった。
6㎡だけでも、いろいろな可能性があるものだ。
今日考えた計画を、実際に早く試したい。

エコヴィレッジ鶴川の屋上菜園(自然菜園を除く)は、温水ソーラー設置スペースを除いて約400㎡ある。
今日考えた密度で皆さんが菜園を手がけたら、こりゃ毎日がごちそうだ。
むしろよそに売るようですね。
マンション住民によるレストラン計画も夢ではない気がする…

2005年12月10日

ヨメに出すキモチ

カテゴリー: 目黒か邸


工事があらかた完了し、Kさん明日引越し。
夕方家の状態を確認し、鍵をKさんに引き渡した。

最後の家の状態の確認のとき、必要以上に家の中を徘徊する。
(Kさんすみません、そんな理由で待たせてしまって)
考えてみたら、自由に徘徊するのもこれが最後だ。
まだ少し工事が残っているし、それ以外にもうかがう機会を全く失ったわけではないけれど、とても寂しい気がした。
鍵を渡すとき、生まれてこの方いろいろあったけど、大事に大事に育てた娘をヨメにやるような、そんなキモチであった。
鍵を渡すとき、何か気の利いたことを言おうと思ったけど、いざその場になるとなかなか表現できないものだ。
Kさん、そんなわけで、‘ヨメ’をこれからもよろしくお願いいたします。

そしてそのあと夜11時前、葉山でIさんとおちあう。
Iさんが後日入籍する(おめでとう!!)ために、「証人」として書類に名前を書いてハンコを押した。

今日はそういう巡り合わせの日だ。

2005年12月9日

夕+鶴

カテゴリー: えこびれっじ


エコヴィレッジ鶴川の現地から見た夕暮れ。
ここは、夕暮れがとても美しい。
太陽を感じ続けた今日、しっかりと太陽に別れを告げた。

鶴川の現地は土が剥き出しの状態。
これから山留工事。
鉄骨を地面に刺し続ける。

‘機織り終わるまで、まだ見るでないでよ’という気持ち。

陽だまりの詩

カテゴリー: 目黒か邸


昼過ぎ、葉山から目黒のK邸に向かう。
K邸に着く手前で、ラジオから「陽だまりの詩」が流れる。
久しぶりに聴くが、身体中の細胞が喜ぶいい曲だ。

そしてK邸に着くと、誘われるように、西側に向いたバルコニーに足が向く。
先ほど耳にした曲がそうさせたのだろうか。
そこには、摺りガラス越しの、穏やかな陽だまりがあった。

太陽の近いまち

カテゴリー: ピスカリア


朝の葉山の海。

防波堤に立つ。
相変わらず江ノ島がくっきりと海に浮かび、富士山がよく見える。
午前中は日に照らされるのでとくに明るく感じる。
熱いお茶の入った水筒とブンガク小説でも持ってきて、一日ここに座っていたい気になる。

波打ち際に立つ。
今日は波のリズムが実に穏やかだ。
打ち寄せてきた波の中に手を入れる。
思いのほか温かい。
海は太陽を受け取り、下手投げでやさしく放るように僕らに投げ返してくれる。
葉山の冬が暖かいのもうなづける。

さて今日の現場は、外壁の仕上げに左官屋が、竪樋を取り付けに板金屋が、ガラスを取り付けにガラス屋が。そして大工二人。
現場は大賑わいでした。

そろそろ足場も外れ、ご開帳。

2005年12月6日

年を重ねても変わらないもの

カテゴリー: 今日のできごと

昨日はI邸のIさんが勤めているお店「Kuh」で、久しぶりに大学のラグビー部の同期連中5人でメシを食った。
ここのメシは相変わらずうまい。
とくにごはんとみそ汁。

さて、ラグビーを引退して早12年経ち、トシも34〜35歳になるが、みんなまだ風貌に極端な変化はない。
しかし、昔は顔を合わせればアホな話ばかりしていた連中だけど、今こうして話をしてみて、12年間それぞれがそれぞれの道を歩んできた蓄積を感じた。

そういえば話の中で、3月4日、5日と、恒例になりつつある「カマクラ作成ツアー」を開催することになった。
今から宣言しておけば、仕事の予定はきっと入らないであろう。

夏は川の旅、冬は雪国へカマクラを作る旅。
大人になっても、楽しむ心のつながりは、いつまでも続く。

2005年12月5日

空気のハカリ

カテゴリー: ピスカリア


今日は冬晴れ。
午前中、I邸のエアコンの打合せをしに葉山へ。

海はいつもよりも青く、そして波が高かった。
空気が乾燥しているので、江ノ島、そして遠くには伊豆半島、富士山、丹沢とよく見えた。

こうして同じ場所から海を見続けていると、海の様子、江ノ島や富士山などの見え方で、今日の空気の様子が分かるような。

同じ場所にいながら空気の変化を感じることは、きっと生活の知恵につながる。
家を造ることの意義の一つだと思っている。

2005年12月4日

ありがたいことです

カテゴリー: 目黒か邸


K邸も最後の大詰め。
今日はお披露目会であった。

前も少し書いたが、独り立ちして初めての仕事。
この日を迎えることができ、とても感慨深い。
Kさんには感謝の気持ちでいっぱいである。

そして今まで家づくりのお手伝いに参加していただいた方を中心に、大勢の方々に来ていただき、話を聞いていただいた。

いろいろな人に見守られてこの家は出発する。
ありがたいことです。

2005年12月3日

光と影

カテゴリー: 目黒か邸


日本の空間の特徴というべきか。
光と影の世界。

伝統的な木組みの特徴は、家の中にいろいろな影ができる。
それは、
渡りあごであったり、
チリ(土壁に対して柱が少し出ている、あの部分)であったり、
格子を透過する光と影だったり、
紙から漏れる柔らかい光だったり。

太陽光線や照明といった光の当たり方で、いろいろな表情を楽しむことができる。
一つの壁面、空間でも、味わい方は様々なのだ。
照明計画は、むしろ簡素に計画することが多いのだけど、よくハッとさせられるような空間に出会うことがある。

空間があまりはっきりと区切られないのも、その理由かもしれない。

‘たてものや’の性分

カテゴリー: 目黒か邸


廻り階段の部分。

ピシッと納まっていて気持ちいい。
‘たてものや’のせいか、こういう部分をついホレボレしながらしばし眺めてしまう。