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2006年10月8日

土壁小屋作り番外編


8月は大工仕事の、9月は土壁作りのワークショップで作った小屋に少し手を入れるため、大学時代の友人であり、今は鎌倉の我が家から徒歩3分の家に住むKMDとみずがきランドに行ってきました。

作業自体は午前中で終わってしまったため、周りの掃除と、畑仕事の手伝いと、秋の山に入ってキノコ採りと、密度の濃い一日でした。

美しい秋空の下、神々しいみずがき山に見守られての野良仕事を終えた今、心地よい疲労感を感じているところです。
今日は半分仕事で来ているわけですが、今日のように平日は鎌倉でたてもの作りの仕事、週末は野山に出て身体を動かす野良仕事という生活は、ともすれば単調になりがちな日常にメリハリを作り、それぞれの仕事の相乗効果をもたらすので、なかなかよいですね。
焼杉作業が終わろうとしているので、週末何かすることをそろそろ考えよう。


土壁塗りをしてから2週間後の様子。
だんだん土が乾いてきています。
やはりこのあたりの土は黄色いですね。


わずかな時間ですが、芋掘りを手伝いました。
土壁塗りのときも感じましたが、土と戯れていると、時間が経つのが早いです。


夕方、山に入ってキノコ狩り。
山に入る前に、食べれるキノコの種類を幾つか聞いたのですが、この時期いろいろな種類のキノコが生えているので、それぞれ確認しながら摘んでいきました。

だんだんコツが分かってくると、これはなかなか楽しい!
山の中の、宝探しのようなものです。

木漏れ日の美しい、山の中でした。


黒森の、秋の夕暮れ。
急に冷え込んできました。
秋の黒森の朝夕は、着込まないと寒さが身に沁みます。

2006年10月7日

板終了

カテゴリー: えこびれっじ


延べ約2,700枚あった焼杉板作りも、本日で完了!
(その様子は、こちらをご覧ください)
期間が長すぎたためか、まだ実感がありません。

秋空の美しい日でした。
作業が終わると、少し欠けた月が、夕空に輝いていました。

2006年10月6日

雨の中動く世界

カテゴリー: 今日のできごと


今日は一日雨。
こんな日は、家に篭ってひたすら作業、といきたいところでしたが、午後から現場で検査や打ち合わせ等々。

途中から風も強くなり、傘が折れるほどの荒れた天気。

しかし現場は、いつもの通り、動いています。
合羽を着ながら、雨に打たれて働いています。

工期が差し迫っていることもありますが、ほんとうにおつかれさまです。

ところで、現場の一角に、生きてきた形そのままの木が数本今日届いていました。
今にも動き出しそうな、生き物のようです。

雨の中でも、世の中は動く。
動かしている、人たちがいる。

2006年10月3日

延べ四百人の汗の結晶

カテゴリー: えこびれっじ


今日現場に行ったら、ほんの一部ではありますが焼杉板が貼られており、初めて対面しました。

想像以上に、美しいではありませんか。

壁の前で立ち止まり、寒い日も暑い日も、足かけ7ヵ月、延べ約4百人が汗を流す姿に思いを馳せました。
皆さんの汗が、このように美しい壁へと昇華したのです。

がんばってきて、ほんとうによかった!

目の前の壁だけではありません。

皆さんとともに作業することによって、参加したそれぞれの方が、目には見えないですけれども代えがたい、宝物のような何かを得たような、そんな気がしております。

2006年10月2日

空間の骨格が見えてきた

カテゴリー: 横浜な邸


現在進行形のN邸の様子。
週に2、3度現場に足を運んでは、打ち合わせと確認の日々。
現場に居ると、時間が経つのが早いです。
今だいたい午前に行くことが多いのですが、あっという間に昼の時間。

現場は、荒壁土が乾き始め、床を貼り始めているところです。
だんだんと空間の骨格が見えてきました。

柿渋を塗った木も、だいぶ色が落ち着いてきています。