四段の鎧
土佐漆喰鎧仕上の続き。
北側の一面は、下地ができあがりつつあります。
四段の鎧。
下地は砂漆喰ですが、
「このままでいいかも」
と思うほど、よい質感!
しかしきっと、
仕上がったら仕上がったで、
また別の感慨があるのでしょうね。
なお、下地の段は、下の写真のとおり、
先に定規をあて、砂漆喰で段を作って、(左側)
面を塗りこんでいきます。(右側)
都内某所。
五体満足な頃に思いを馳せながら、
彼女の話をずっと聞いていた
彼女は、悔しさや悲壮感など、
まるで見せないどころか、
今の状況を受け入れ、
楽しんでいる
それが証拠に、
笑顔に曇りがない
繊細な感覚を持つとともに、
とても強い人だと思った
確かに最初から、
手放しで受け入れている
わけではないだろうけれど。
対して僕はまだ、
思いがけずグランドに伏せた、
14年前の春のことに、
少しだけ未練がある
僕は彼女のように
強くなれるだろうか
その自信はまだないけれど、
とにかく今、
できるかぎりのことを、
しようと思った
堅くて柔らかい、
強くて繊細、
ピスカリアのテイブルは、
そんな不思議な
栗の板で
できています
骨太で軽快、
遠くて近い、
栗の板の上で味わう、
葉山のシチリア料理。
一見すると相反する
二つの世界を、
栗の板は、
大きく包み込むのです