賑やかに安全を願う
鎌倉く邸、
解体工事がほぼ終わり、
今日、地鎮祭。
建て主一家、
職人さんたち、
そして、
私の家族も参加させていただき、
これからの工事の安全を
願いました。
子どもたちの数多く、
神主さんも気さくな人で、
おごそかに、それでいて、
賑やかに、楽しい雰囲気で、
式は進みました。
地面にも、雑草にも、
いろいろなところに
神様は居るわけですから、
こちらも賑やかでよかったです。
今日の朝、
鎌倉FMに出演。
伝統的な木構法による建物作りや、
現在進行中の「家仕事塾」などについて、
お話しする機会をいただきました。
合計でおよそ30分、
お話しする機会をいただきましたが、
あっという間でしたね。
進行役の田中セダさん、中村タクヤさんと、
まるでカフェでお話しているような雰囲気で、
とても楽しかったです。
こういう機会をいただくことで、
このまち、この地域で、
伝統的な木構法の技と心を、
未来に向けて発展的につないでいければ、
と思いますし、
それがきらくなたてものやの
使命だと思っています。
そして番組の後は、
中村タクヤさんの案内で、
長谷にあるワンダーキッチンに行きました。
ここは、古い民家を改装したカフェ。
古い木の建物は、やはりいいですね。
落ち着きますし、
また昔の職人さんたちの、
さりげない、だけど主張のある意匠がすばらしい。
とくにここの端正かつ浮遊感のある欄間が、
とても気に入りました。
しかもここは、
私のじいさんばあさんが住んでいた家のすぐ裏手にあります。
懐かしかったなあ。
地元に根をはって暮らしていると、
新たな発見と過去の思い出が重なって、
どんどん楽しく、
愛着のあるものに、
なっていきますね。
またゆっくり来よう。
今日は、
カジュアートスペースが主催する「ニットカフェ」に、
ムスメを連れて参加しました。
「ニットカフェ」とは、
みんなで楽しく編み物と、
そして食事を楽しみましょう!
という会です。
私は打ち合わせがてらでしたし、
編み物については
眺めているだけだったのですが、
ムスメは、
やさしいお姉さんたちに
いろいろ教えを請いつつ、
おしゃべりしながら
編み物作業に参加しました。
「ニットカフェ」を、
昔ながらの日本の民家で
催すという意外性も含め、
とっても楽しかったようです。
(名前からして、街なかの喫茶店か何かで
行うと思っていたそうです。)
そして、
作業の合間に美味しい食事!
今日は特別に、
ブラジルの方や、
イタリア人に見えるイギリス人や、
(本人もイタリア人になりたいとか。
でも機知に富んだ冗句を飛ばすタチは、
間違いなくイギリス人)
いろいろな人たちが居たので、
料理も多国籍。
典型的な日本家屋で、
様々な国の言葉が飛び交う中、
様々な美味しさを、
味わいました。
毛糸を編むだけではなく、
人も文化も世代も
タテヨコに編む、
そんな、楽しい日でした。
お彼岸のよいお天気の中、
きのかの家へ。
ご自身の手で作る家具として、
スギの丸太を手に入れ、
今日はその皮むきをしました。
1階の庭先で作業していると、
近くで遊んでいる子どもたちが
なんだなんだと集まる。
5〜6人は居たでしょうか。
そして、
ボクもワタシもやりたい、
ということで、
大賑わい。
一見単調とも思える作業が、
何だか楽しいものとなりました。
協働住宅の、醍醐味ですね。
そして今日は、
農に関して、
すばらしい理念と
多くの知識を持つ二人から、
みんなで農に関する教えを
現地でいただきました。
これも、
理念を共有する人たちが集う、
集合住宅ならでは、ですね。
みんなが居る、って、
いいなあ。
今日は山梨へ。
そこには、
様々な森の恵みを使って作った
箱膳がずらりと。
持続可能な開発のための教育(ESD)
促進事業の取り組みの一環として、
お集まりいただいた大勢の方々の前で、
箱膳の説明をしてまいりました。
クリの箱膳(左)。
きらくなたてものや設計。
クリの木らしい、
静かな重厚感を意識して
設計してみました。
サワラによる箱膳。
こちらも、
きらくなたてものや設計。
少し厚めの板を使いつつ、
やや軽快な感じに。
また、ワークショップ等で
その場で参加者が作れるような
形を考えてみました。
アカマツによる箱膳。
地元の家具職人さん考案。
柿渋による褐色が美しい。
また、把手の掘り込みも、
かわいらしいですね。
ヒノキによる箱膳。
ワークショップ等で
簡単に作ることができるよう、
作りやすい形に。
余計な装飾のない、
素朴な形になりました。
Sさんによれば、
木を刻み、はぎ合わせた状態ならば、
約30分で組み立てることが
できるそう。
皆さんは、
どの箱膳がお好き?
なお、
その場に居た学生さん5人に聞いたら、
女性と男性とで、
なかなか意外な好みの差が出ました。
・・・
さて、
なぜこれがESD?
箱膳による食育も、
ESDの一環ですが、
この森の恵みの産物が、
森と人をつなげる物語を
紡いでくれれば。
今後の
箱膳作りの展開を、
お楽しみに!
欄間が取り付きました。
この欄間は、葉山は桜花園発。
一年半前、
手に入れたのものなのですが、
漸く所定の場所に、
納まりました。
菱形の模様がとてもいい。
作られてから、
幾年経っても変わらない魅力。
現代でも十分通用する意匠です。
欄間は、
場所を閉じても、
気を通す装置。
模様も、
人が頻繁に扱う場所ではないので、
志向に合わせて様々。
機能的にも意匠的にも見直したい、
日本の装置です。