エキマエが楽しくなるといいなあ
昨日久々に、
たてものの模型を作りました。
いつもは、
藤沢駅前にある東急ハンズで
材料を調達していたのですが、
最近、残念ながら閉店。
ま、ルミネに世界堂があるからいいや、
と思っていたら、
4月下旬まで、改修工事中。
あらら。
電車に乗って、
町田か横浜まで行こうかと思いましたが、
もしかしたらホームセンターにあるかもしれない、
ということで、
小雨のパラつく中、
大船のホームセンターまで
自転車を走らせる。
すると、
ありました、ありました。
んー、しかし。
駅前は、映画館も一つなくなっちゃうし、
じょじょにじょじょに、
廃れていくなあ。
一方で今元気のある、
ホームセンターのように郊外にある、
「全てがそこにある」大きなお店は、
きらいじゃないけど、あの巨大さは、
人間の規格を大きく越えています。
歩いていると、
途方もなく遠く感じる、
真っ直ぐに延びた通路。
同じ距離歩くのでも、
駅前の雑踏のほうが、
きっと楽しいはずです。
昨日、自転車で走っていても、
同じようなことを感じました。
先日走った、鎌倉の細い路地の中。
昨日走った、
ホームセンター近く、巨大なマンションの横の、
広くて寂しげな直線道路。
やはり路地のほうが、
楽しい、と感じました。
生身の人間が気持ちよい、
楽しいと感じる距離感って、
あるのだと思います。
ただし、足が車だと、
見失う感覚。
ボクたち今を生きる人たちは、
マチの合理化、なのかもしれませんが、
去勢された、だたっ広いオリの中を選ぶ一方で、
雑多な迷路の楽しさ、
向こうに何があるのだろうという感覚、
そうした‘足’でしか感じ得ない感覚を
捨て去ろうとしています。
なかなかたどり着かない、
ずっと先に見える交差点をめざして
自転車をこぎながら、
何となく、寂しい感じがしました。