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2007年7月16日

カキシブ隊、構造の木はこれで最後

カテゴリー: 鎌倉く邸


台風一過。
スカッとはいかないまでも、
力強く流れる風が、
心地よい天気。

そんな中、
鎌倉く邸、第8回目の柿渋塗り。

今日のカキシブ隊は、
毎週毎週本当にありがたい
koiyさんとakmくん、
黙々と作業に勤しむ、
ウチのオヤジ、
く邸一家、
そして、
大工の藤間さん一家、
きらくなたてものや一家。

皆さん、ありがとうございます。

子どもが大勢で、
相変わらず賑やか。

そしてベテランともいえる皆さんのおかげで、
今日は柱や小屋束約80本!を、
ほぼ予定通りの時間内に、
塗り終えることができました。

これにて、
鎌倉く邸の構造となる木の柿渋塗りは、
これでおしまい!

21日行われる予定の上棟が、
待ち遠しいです。

しかし、またしばらくこの作業がないと思うと、
やはりちょっとさみしい…

今日の作業の様子。
(午前中)

小屋束の群れ。

柱の群れ。

なんだか芸術的です。

2007年7月15日

雨で変わること、変わらないこと

カテゴリー: 今日のできごと


今日の夕方、
強い強い台風が来るぞ!
と思っていたら、
時折雲の合間から
夕陽が覗いたりして、
割と拍子抜けでした。
(外は今、風が強いようですが)

ただやはり、
台風が近づき気圧が低いせいか、
夕方までなんだか眠い感じでした。

さて、雨の上がった昼過ぎ、
外から我が家を見てみると、
長い雨に晒されて、
外の板壁が艶やかに濡れ、
外の土壁が湿り、
家が雨に、
洗われているようでした。

雨で変わる
家の風情も、
いいものです。

対して家の中は、
木と土が水を吸いとってくれている
という感じが、分かります。

雨でゆるやかに移ろう、
木と土の家の居心地。

2007年7月14日

かなわぬ雨、恵みの雨

カテゴリー: 今日のできごと


連日雨が続きますが、
今日は、いつにもまして強い雨。

本当は今日、
鎌倉く邸の上棟が行われる
予定の日だったのですが、
天気予報を見て、
来週の土曜日に延期しました。
仕方ないですね。
お天気にはかないません。

そのかわり、
本来出席できないはずだった会合に、
参加することができました。
参加してみて、
今日その会合に、
参加できてよかったです。

雨のおかげです。

台風が近づいてきました。
今台風が直撃している地域では、
大きな被害が出ているそうです。
やはり人間の力では
とうていかなわない、自然の力。

そのかわり、
水不足に悩まされた地域では、
その心配がなくなったそうです。
(夏の川の旅が楽しみ!)

自然の仕業は、
畏れであり、恵みであり、
表裏一体。

そのことをとくと感じた日でした。

2007年7月12日

田舎カフェ〜山・村・人を元気にするたてものづくり〜


本日、NPOえがおつなげて主催、
「田舎カフェvol.3〜山・村・人を元気にするたてものづくり〜」にて、
お話しする機会をいただきました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。

話がおしてしまい、
皆さん同士が交流する時間を
十分にとることができませんでしたが、
今後現場やワークショップにて交流しましょう、
ということで、ご勘弁ください。

また、開催にご尽力いただいたStさん、
おつかれさまでした。

2007年7月11日

クモリ時々アメ、カマクラ時々トキヲ

カテゴリー: 今日のできごと


思っていたよりも梅雨らしく、
よく雨が降りますね。

今日も一日、家で仕事。
これで4日間、
鎌倉市域から出ていません。

しかしあしたは、
午後から東京。

というように、
今の行動範囲は、
鎌倉で日々を送り、
週に1〜2度、東京へ、
そして2週に1度、山梨へ、
といった感じです。

スーツ着て
ネクタイ締めて、
毎日1時間半かけ、
満員電車に揺られて
東京のど真ん中に通っていた日々は、
遠い昔の話。
もう無理だな(笑)。

とまあ、それはさておき、
こうした地元に根づいた生活は、
家づくりを仕事とする身にとって、
いい傾向だと私は思っています。

家づくりというのは、
生涯に何度もない機会。
家を建てようとするときは、
星の数ほどある設計者なり業者なりから、
唯一つを選ばなければならないわけで、
ということは、
基本的には‘縁’や‘相性’が大事。

その縁は、
やはり近くで見つかれば、
それにこしたことはありませんからね。

とくに伝統的な建築構法は、
それぞれの職人との連携があってこそ
成り立つものですので、
なおさら、です。

ということでこの世界は、
「地域制」にしてもいいのではないか、
と思っているくらいです。

あしたは、東京のど真ん中へ。
毎日だとウンザリ感じていたものが、
たまに大都会の喧騒の中に行くとなると、
ワクワクしている自分がいます。
いろいろな、楽しい人がいます。
いろいろな、楽しいできごとがあります。

やはり人間、
人によってその程度は様々でしょうが、
陰陽の調和、
ハレとケの行ったり来たりが、
心地よいのだと思いますね。

あ、写真は、
家の中にある渡り腮。
あまりに家に居るもので(笑)。

2007年7月10日

ふくふく

カテゴリー: 今日のできごと

今日も一日家で仕事。

昼ごはんは、ごはんと味噌汁と納豆でササッと。
で、夜にもごはんのお供にイカ納豆。

そしたらさっきラジオで、
今日は「納豆の日」だと言ってました。

やっぱり今日は、
納豆をたくさん食べる
運命の日だったのですね。

納豆にもいろいろありますが、
昼は、先日プランツで手に入れた、
「ふくふく」を食べました。

この納豆は、
昔ながらの製法で作った、
正真正銘わら納豆。

これがうんまいのです。

わらの中に納豆がたっぷり入っているのと、
手間がかかっているのとで、
ちょっとお値段も高いですが、
これを買うときは、
うんまいこれを食べてる自分を想像し、
思わずニンマリしてしまいます。

HPでも紹介してますので、
ぜひご覧になってみてください。

http://www.fuku-fukuda.com/

そういえばピスカリア作るとき、
泥壁用のわら集めに苦労したので、
このわらをとっておいて、
足しにしたものでした。

全体に比べればわずかな量でしたが、
食と住って、
行ったり来たり、
けっこういろんなところでつながってるな、
と思ったものです。

2007年7月9日

山を越え

カテゴリー: 今日のできごと


夕方、鎌倉山に用事あったので、
自転車で行きました。

坂が急で長く、
いつもは車で通っていた道ですが、
こうして自転車で走ると新鮮!

やはり自転車は、
たとえ坂だろうと、
風景をかみしめることができます。

途中、
山並みが美しかったので、
自転車を停めて写真撮影。

こうしてみると、
ほんとうに鎌倉は、
緑がたくさん生きてますね。
すばらしいことです。

そして坂を登った後は、
下りがあるわけで、
その下り坂が最高!
夜そのまま、
旧市街地へと向かいました。

しかし、です。
身体を使って思うことなのですが、
最近疲労回復に要する時間が、
以前よりかかるなあ、
と自覚するようになりました。

こうなると、
昔だったらやみくもに
身体を動かしていたものを、
ある程度疲れ具合を計算して、
動く必要があります。

これからは、
脳ミソに筋肉をつける必要がありそうだ!

この自覚が、
歳を重ねてきた、
ということなのですね。

2007年7月8日

カキシブートキャンプ!?(第7回)

カテゴリー: 鎌倉く邸


鎌倉く邸、第7回目の柿渋塗り。
今日は2階の大梁と1階の柱を塗りました。

今回お手伝いいただいたのは、
毎週参加のkoiyさん、
遠くからstさん、
明日朝早いというのにsndさん、
毎週、塗りに子守にakmくん、
皆さん、ありがとうございます!

今日は人数が多いので、
おかげさまで順調に作業が進みました。

とくに午後は、
‘カキシブートキャンプ’とかいって、
みんな大ハッスル。
おやつの時間には、
全て塗り終わってしまいました。

さて来週土曜日は上棟…、
といいたいところでしたが、
来週はずっと天気が雨がちのため、
21日(土)に延期となりました。
まずはこの場をお借りして。

そして来週の日曜日(15日)、
上棟前最後の柿渋塗りを行うことになりました。
ご関心のある方、ぜひよろしくお願いします。

2007年7月7日

喜の日

カテゴリー: 今日のできごと

今日は「喜」の日。
七が三つは、草体で「喜」らしいのですが、
これはラッキイセブンと関係があるのかな?

ということで、今日の「喜」。

その一
9月頃、木のうえで、
炎の合奏を聞くことになりそう。
久しぶりなので、楽しみです。

その二、
夜、高校の友人の、
結婚式の二次会でした。
結婚のお祝いは、
こちらも幸せな気分になります。
幸せの、おすそ分けですね。

また久しぶりに、
各地に散った級友たちと、
旧交をあたためることができました。

いいですね、こういう機会は。

懐かしい話に花が咲き、
そして、
決して戻りえぬ時間を悟り、
また明日、
あの日から歩いてきた道を、
前を向いて、元気に歩こうと思うのです。

2007年7月6日

幸せな子どもたち

カテゴリー: えこびれっじ


仕事としては久しぶりに、コーポラティブ住宅「きのかの家」に行ってきました。
昼過ぎから夜にかけて、建物の中を練り歩き、全体のおよそ1/3のお住まいを訪れました。

こうして練り歩いていつも思うことなのですが、どの場所、どの家に行っても、子どもたちの遊び声が聞こえてくるのです。
もちろん、もともと子育て世代の方々が多いということもありますが、そうではない方もたくさんいらっしゃるわけで、そうした方々の家を訪れたとしても、子どもたちの気配がします。
またこうして長い時間にわたり、建物の中を歩いていると、
「あれ、さっきは違う家で、違う子と遊んでなかったっけ?」
という場面を多々見受けます。
つまり子どもたちは、敷地の中めいっぱい、そして29の家を渡り歩いて、一日中遊んでいるのです。

遊ぶ相手も、年齢ごとに多少傾向はあるようですが、なんだか入り乱れています。

その間親たちは、必ず近くのどこかには居るのですが、基本的に子どもたちの輪に入ることなく、親は親の世界で何かしているし、子どもたちは子どもたちの世界で遊んでいます。
いってみれば、親が60人ばかりいて、子どもが30人ばかりいて、という大家族、それが文字通り、きのかの「家」という一つ屋根の下に住んでいる、そんな感じです。

こうした世界では、見るからに子どもたちは楽しそうです。
そうして親たちも、こうした表現は好ましくないのかもしれませんが、こうして子どもたちがたくさんいることで、子育てはむしろ‘楽’そうにみえます。
あるいは子どもたちと同じく、楽しそうです。

これはお金では決して買えない、ほんとうに大きな財産です。

そしてその財産を、無理して背伸びして作ったものではなく、何だかいつの間にか作られていたもの、という感じで、自然体でその財産を楽しんでいるところがまたいいですね。

子どもたちよ、
温かい黒い木の板に包まれた、
この世界を作ってくれた約60人の親に感謝!
そして今の楽しさの理由と意味を、
大きくなった時に考えてくれるとうれしいな。