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2007年5月15日

巣立ち

カテゴリー: ピスカリア


昨日の夜、
完成以来ここで一年ほど働いていた
Iくん、Mさんの巣立ちを、
ここの棟梁だった後藤さんたちと、
祝いました。

※後藤さん、
遠いところ駆けつけてくださって
ありがとうございます!

Iくん、Mさん、
毎日おつかれさまでした。
そして、ありがとうございます。

Iくんの縁の下の力持ち的な印象と、
Mさんの爽やかな笑顔が、
いつ来ても気持ちよかったです。

シェフの美味しい料理もさることながら、
彼と彼女の仕事ぶりが、
きっとこの場所の評判を
押し上げたに違いありません。

ここでお会いできなくなるのはとても残念ですが、
またこういう形で、‘同窓会’やりましょう。

2007年5月14日

いよいよ現場が動き出す

カテゴリー: 鎌倉く邸


今日は、鎌倉く邸の遣り方。
建物の位置と高さを、
正確に出す作業です。

位置と高さが決まれば、
早速、基礎工事開始。

静寂を保っていた現場が、
いよいよ動き始めます。

それにしても、
現場が近いって、いいなあ。
(歩いて3分)

2007年5月13日

せいせいどうどう、泥んこ遊び!

カテゴリー: 家仕事塾

カジュアートスペースにて、
第6回家仕事塾開催!

今日は、壁に塗るための
荒壁土作り。

先日採ってきた粘土と短く切った藁に水を加え、
よーくかき混ぜて、できあがり。

みんな、泥んこになりながらの作業です。

今日の作業を知ってか、
今日はたくさんの子どもたちが参加!
10人くらいいたんじゃないかなあ。
参加してくれて、ありがとう!

子どもも大人も、
はだしになって、泥をこねこね。
泥は大人を童心に帰らせます。

それと、
はだしで泥を踏む感触が、
なんともいえず、気持ちいい。

作業後、足の裏は、
心なしかすべすべに。
やはり泥は美容の効果がある?

あららら。
おとうさんに藁のシャワー。

藁も子どもの遊び道具。

女の子たちが、
泥のプールの中で、
何やら遊んでいます。

今日は泥んこ遊びとは別に、
大工の藤間さんが、屋根の野地板貼り。

子どもたちは、
やっぱりこちらの大工仕事にも、興味津々。

ジャングルジムのようにして、
遊んでいます。

高いところではしゃぐ
たくさんの子どもたちをよそ目に、
藤間さんは黙々と野地板貼り。

しかし子ども好きの藤間さんとはいえ、
これだけ間近にたくさん子どもがいると、
気が気じゃなかったろうなあ(笑)。

しばらくこの小屋は、
床の上でもたたかいごっこが始まったり、
‘保育園’状態でした。

とくに、男の子たちは…、ね。
そのまま大工になる?

楽しい楽しい、おやつの時間です。
やっぱり小屋の中で、いただきます。

真ん中で誰か、
頭に紫色の花飾りが。
だあれだー?

・・・

それでは次回は、5月27日。
今度は竹小舞をかきます!

2007年5月10日

里山の恵みをいただきにいく

カテゴリー: 家仕事塾


家仕事塾で作っている小屋の
荒壁土となる材料の調達のため、
鎌倉の農家のKさんがお持ちの里山にうかがいました。

Kさんは、
初回の竹伐りのときにもお世話になった方で、
今建てている小屋は、
何から何までKさん様様です。

しかも、目的は粘土でしたが、
あたりにはたくさんの山菜と筍が。
この時期の里山の恵みを
たくさんいただくことができました。
ありがとうございます!

作業の方は、
約1立米の粘土を運び出す作業だったので、
なかなかの重労働。
足が腰が背中が、筋肉痛です。

しかし五月の爽やかな風が吹く中、
心地よい汗をかきました。

また天気の方は、
天気予報によると午後雨が危ぶまれましたが、
そこは晴女のマキコさんと晴男の私。
里山のほうで作業が終わったとたん雨が降り、
カジュに運び込む時に晴れ間が見えて、
そこで運び終わったとたん、
ザーッと雨が降ってきました。
さすが、です。

2007年5月9日

農ある暮らしが始まりましたね

カテゴリー: えこびれっじ


きのかの家に行きました。

春が深まり、
生活も落ち着いてきて、

屋上菜園が、
本格的に菜園として
動き始めました。

行く度に誰かしら、
ここで働いていて、
見る見るうちに、
菜園が菜園らしく、
成長を遂げています。

身近に「農」ある暮らし、
楽しそうですね。

ところで、
ここは複雑な地形ゆえ、
「屋上」なのに、
屋上を見下ろせる場所があるのですが、

こうして見てみると、
地べたの菜園のようです。

2007年5月7日

姫路城に行く〜さすが世界遺産〜

カテゴリー: 今日のできごと


播磨の旅のシメとして、
姫路城に行ってきました。

さすが国宝、世界遺産です。
想像以上に壮大で、
見応えのある建築でした。

外見は、
主に瓦、漆喰を素材として、
饒舌なほど装飾的であるのに対して、
建物の中は、
‘武士の建物’らしく、
野太く、質実剛健。
この対比が実に面白い。

いろいろ写真を撮りましたが、
瓦の使い方が印象的だったので、
以下、姫路城瓦特集です。

入母屋の部分。
部分的に見ると、
軒先と袖の装飾がすごい。
鳥衾(トリブスマ)、
そして漆喰による破風や懸魚や軒先も、
えらいことになっています。
かといって、
全体的に見ると、
ごてごてした感じというよりは、
装飾的な中でも調和している感じがします。

本瓦葺。
ムラのある感じが、
気に入りました。

瓦をコバ立てして、
連続して土間に埋めています。
写真だとよく分からないのですが、
左側の漆喰の壁が緩やかな曲線を描いていて、
それに沿った形になっています。

曲線壁部分に載っている本瓦。
斜めから見ると、
幻想的な感じです。

瓦交響曲、その壱。
漆喰に穿たれた、
丸だの三角だのの穴が、
保育園や幼稚園によくあるような感じで、
なんだかかわいらしい。

瓦交響曲、その弐。
姫路城には、
このように瓦が折り重なるように見えるところが
たくさんあります。

敷瓦。
やはりムラのある感じが好きです。

天守閣の目の前に見える、
鳥衾。

排水溝の底面に、
割れた瓦をうまく使っています。

同じ排水溝でも、
割れていない瓦を、
整然と並べたものもあります。

現代に作る案内板も、
瓦をうまく使っています。

2007年5月6日

播磨の国で、史跡改修田舎料理屋と出会う

カテゴリー: 今日のできごと


お次は、史跡「千本本陣」。
すばらしい歴史的建造物を生かし、
そこで蕎麦と田舎料理を出しています。

こちらの代々続く当主が、
定年で仕事を退職され、
最近ここに戻ってこられて、
このお店を始めたそうです。

「本陣」ならではの、
格調高き建物。

小屋に何本もかかるアカマツの梁が、
その威厳を物語っています。

こうして古き良きものを、
単に「見せる」ものだけではなく、
現代に生きる空間として使っていく姿に、
とても共感を覚えます。

播磨の国で、古民家自力改修カフェと出会う

カテゴリー: 今日のできごと


築約130年の古民家を改修し、
もうじきギャラリー兼カフェとして開店する建物を
見る機会をいただきました。

なんでもその古民家は、
「ほんまにお店できるんかいな」
というくらい、ボロ家だったそうなのですが、
今ではそんな状態が信じられないくらい、
ギャラリー兼カフェとして、
見事に改修しています。

しかもその改修工事を、
今の主が約2年かけて、
瓦葺きから床貼りから、
今までまったく経験がないのに、
なんとなんと、
ほぼ全て自力で行ったそうです。

すばらしい!
その情熱に乾杯!です。

こうして古き良きものの再生、
そして自分の手で空間をととのえていく動きがあると、
とてもうれしいですね。

ここは、
「米ギャラリー 大手前」として、
近日中オープン予定。
姫路市林田町にあります。

播磨の国を旅する際には、
ぜひ訪れてはいかがでしょうか。

漆喰と焼杉の街並みと出会う

カテゴリー: 今日のできごと


午前中わずかな時間を使って、
龍野の古い街並みを見に行きました。

漆喰と焼杉が連続する、美しい風景。
とくに、白い漆喰の映える街並みでした。
ここには、
すばらしい左官職人たちが、
居るにちがいない。

雨の中、あまり時間がなく、
車でサラッと回っただけなので、
またじっくり、
歩いて見に来よう。

2007年5月5日

囲炉裏はいいなあ

カテゴリー: 今日のできごと


今日は、
甲斐の国から播磨の国に移動。

道中見える信州の山々が、
雪をかぶせたり、
新緑がまばゆかったり、
とても美しい。

その日の晩9時ごろ、
目的地のM田家に到着。

早速晩ごはん。
M田家の囲炉裏で肉を焼いて食べました。

子どもの日で道中どこも食べる店が満杯で、
実は結果的にそうなったのですが、大正解!
(突然すみません、M田家のみなさま)

地元でとれた肉はうまい!し、
そして何といっても囲炉裏はいい!ですね。

囲炉裏は、日本の伝統的な家の装置。
調理したり、暖をとったり、
そこに居る人の輪を深めたり。

やはり伝統の中に、
楽しさ、心地よさのヒントが、あります。