ブログ
2007年4月8日

浅間山を見た

カテゴリー: 今日のできごと


午前中、藤岡の五十嵐さんの工場を訪ねた一行は、
午後から北軽井沢へ。

その道中、
浅間山が見えてきました。

雪をまばらに載せ、
幻想的な雰囲気を醸し出す。

私がまだ赤子の頃、
歴史に刻まれる事件を見つめてきた山。

柔らかな形をしつつも、
不思議な魔力を感じる山でした。

車で走っていると、
「鬼押出し」という名の看板。

「鬼」続きの、今日です。

鬼師

カテゴリー: 今日のできごと


今日は、
今の建て主さん、
将来の建て主さん、
大工、
鎌倉の仲間たち…
おおぜいで、
群馬藤岡、共和建材の五十嵐さんの、
瓦を作る様子を見学しに行きました。

作業小屋の中、達磨窯…
五十嵐さんの工場(こうば)は、
いつ見ても感動的です。

ところで、五十嵐さんと今の建て主と、
鬼瓦の話になりました。
この型は、誰が作るのだろう、と聞くと、
「近所に居る鬼師が作るのです」とのご返事。

「鬼師」という名の響き、
男前で職人気質な感じがして、いいですね。

2007年4月7日

コンクリートの箱の中の土壁、その後の様子

カテゴリー: えこびれっじ

ここは、集合住宅の一室、
コンクリートの箱の中。

昨年末そこで、
「箱」の所有者である建て主の手で、
竹小舞をかき、泥を塗って、
壁を作りました。

今日は、その後の様子を見てきました。

泥が乾いた後の姿。
荒々しいけれども、
温かみと、
落ち着きを感じる土壁に仕上がりました。

欄間部分の竹小舞を透過する光が、
廊下の白い壁に投影。
格子状の影が、美しい。

住み心地のほどもお聞きしましたが、
冬場結露も発生せず、
土壁ならではの調湿効果を、
いかんなく発揮しているようで、
なかなか上々のようです。

竹小舞下地 荒壁土仕上げ。
コンクリートの箱の中でも、
やっぱり、いい!

2007年4月6日

端材で即席棚を作る

カテゴリー: 今日のできごと


最近、
書類や工具や建築資材が増えてきたので、
必要に迫られて、
棚を作ることにしました。

作る、といっても、
材料は、工事現場で余った、
ありあわせの木材。

足は、角材、平角材を積上げ、高さを揃えて、
そこに橋のように厚板をわたし、できあがり。

とても簡単だし、
手短にできるし、
端材の有効利用にもなります。

人目に触れるところだと、…ですが、
納戸だから、
これでいいのだ。

2007年4月5日

エキマエが楽しくなるといいなあ

カテゴリー: 今日のできごと


昨日久々に、
たてものの模型を作りました。

いつもは、
藤沢駅前にある東急ハンズで
材料を調達していたのですが、
最近、残念ながら閉店。

ま、ルミネに世界堂があるからいいや、
と思っていたら、
4月下旬まで、改修工事中。
あらら。

電車に乗って、
町田か横浜まで行こうかと思いましたが、
もしかしたらホームセンターにあるかもしれない、
ということで、
小雨のパラつく中、
大船のホームセンターまで
自転車を走らせる。
すると、
ありました、ありました。

んー、しかし。
駅前は、映画館も一つなくなっちゃうし、
じょじょにじょじょに、
廃れていくなあ。

一方で今元気のある、
ホームセンターのように郊外にある、
「全てがそこにある」大きなお店は、
きらいじゃないけど、あの巨大さは、
人間の規格を大きく越えています。

歩いていると、
途方もなく遠く感じる、
真っ直ぐに延びた通路。

同じ距離歩くのでも、
駅前の雑踏のほうが、
きっと楽しいはずです。

昨日、自転車で走っていても、
同じようなことを感じました。

先日走った、鎌倉の細い路地の中。
昨日走った、
ホームセンター近く、巨大なマンションの横の、
広くて寂しげな直線道路。

やはり路地のほうが、
楽しい、と感じました。

生身の人間が気持ちよい、
楽しいと感じる距離感って、
あるのだと思います。

ただし、足が車だと、
見失う感覚。

ボクたち今を生きる人たちは、
マチの合理化、なのかもしれませんが、
去勢された、だたっ広いオリの中を選ぶ一方で、
雑多な迷路の楽しさ、
向こうに何があるのだろうという感覚、
そうした‘足’でしか感じ得ない感覚を
捨て去ろうとしています。

なかなかたどり着かない、
ずっと先に見える交差点をめざして
自転車をこぎながら、
何となく、寂しい感じがしました。

2007年4月4日

犬と仲を深める

カテゴリー: 今日のできごと


ヨメの友だちが、
1日から4日間、
はるばる新潟から我が家へ。

来ている間は、
うちのヨメも子も、
朝早くから一緒に、
山梨へ行ったり、
お台場に行ったり、
ディズニーシーに行ったり、
と、春休みを満喫。

私はといえば、
家族総出で出かけた山梨以外は、
基本的に留守番。

犬と二人きりで、
仲良く暮らす日々でした。

おかげで、
図面作業、事務作業が、
だいぶはかどりました。

2007年4月2日

自転車で鎌倉一周

カテゴリー: 今日のできごと


今日は自転車で、
昼過ぎから外出。

大工と会うため、
刻み場所の岩瀬へ。
ムスメのピアノの発表会のため、
本郷台(これは横浜市)に行った後、
北鎌倉を通り、
八幡様の前を通って、
二階堂のカジュアートスペースへ。
その後、
鎌倉駅の近くでラーメン食べて、
由比ガ浜の金物屋へ。
そして、
大仏前を通って
手広に戻り、
「く邸」の現場。

だいたい、鎌倉市域一周です。

今日はところどころで、
サクラの花がきれいでした。

自転車は、
風を切る心地よさとともに、

今日のように
華やかに咲くサクラのように、
心に留まる風景があれば、
立ち止まって眺められるし、

渋滞とは無縁だし、

狭い路地だって楽しめるし、

鎌倉の風を楽しむには、
自転車が一番!

2007年4月1日

様々な縁の大家族、春の‘遠足’に行く


古民家で、
山のてっぺんで、
畑の横の原っぱで、

子どもたちが
絵を描き工作し、
箱膳にて食事の作法を学び、
家族の記念日を祝う、
という企画に

家族と、友人一家と、
行ってきました。

場所は山梨。
ソトコトという雑誌と、
私が参画するNPO「えがおつなげて」の
企画によるものです。

朝は早く、
帰りは渋滞にはまり、
長時間の移動となりましたが、
大家族の遠足みたいなもので、
子どもたちはだいぶ、
楽しんだようです。

さて、どんな内容だったかは、
5/2に発売される雑誌を、
お楽しみに!

久しぶりに「照れる」という思いをしましたが、
家族と友人たちと、
いい思い出になりました。

そして、
食事と飲み物が、おいしかった。
やはり地のもの、時のものは、
身体にじっくりと沁みます。

2007年3月31日

賑やかに安全を願う

カテゴリー: 鎌倉く邸


鎌倉く邸、
解体工事がほぼ終わり、
今日、地鎮祭。

建て主一家、
職人さんたち、
そして、
私の家族も参加させていただき、

これからの工事の安全を
願いました。

子どもたちの数多く、
神主さんも気さくな人で、
おごそかに、それでいて、
賑やかに、楽しい雰囲気で、
式は進みました。

地面にも、雑草にも、
いろいろなところに
神様は居るわけですから、
こちらも賑やかでよかったです。

2007年3月29日

ラジオでたてものを語る

カテゴリー: 今日のできごと


今日の朝、
鎌倉FMに出演。

伝統的な木構法による建物作りや、
現在進行中の「家仕事塾」などについて、
お話しする機会をいただきました。

合計でおよそ30分、
お話しする機会をいただきましたが、
あっという間でしたね。

進行役の田中セダさん、中村タクヤさんと、
まるでカフェでお話しているような雰囲気で、
とても楽しかったです。

こういう機会をいただくことで、
このまち、この地域で、
伝統的な木構法の技と心を、
未来に向けて発展的につないでいければ、
と思いますし、
それがきらくなたてものやの
使命だと思っています。

そして番組の後は、
中村タクヤさんの案内で、
長谷にあるワンダーキッチンに行きました。

ここは、古い民家を改装したカフェ。
古い木の建物は、やはりいいですね。
落ち着きますし、
また昔の職人さんたちの、
さりげない、だけど主張のある意匠がすばらしい。
とくにここの端正かつ浮遊感のある欄間が、
とても気に入りました。

しかもここは、
私のじいさんばあさんが住んでいた家のすぐ裏手にあります。
懐かしかったなあ。

地元に根をはって暮らしていると、
新たな発見と過去の思い出が重なって、
どんどん楽しく、
愛着のあるものに、
なっていきますね。

またゆっくり来よう。