焼杉の箱ご開帳
7月下旬の上棟以来、
最後の最後で、
ようやく足場が
外れました。
足場が外れるとやはり、
すっきりと晴れやかな気分に
なります。
あるいは、
籠の中で大事に育てた雛が、
孵るような、気分ですね。
柿渋を塗った焼杉板が
曇り空の下で
美しく映えていました。
我が家のジェットくん、
後ろめたいことしたときは、
ご覧のとおり、
ゴメンナサイ、のポーズ。
大概が、
ツマミ食いをしたときか、
テーブルの上に乗っかったとき。
一応、悪いことした、
と思っているようです。
昨日は、
きらくなたてものやの仕事に関わる
種々の職人さんたち、
友人であり現在の建て主のK一家、
そして私の家族とで、
葉山ピスカリアを貸し切り、
盛大に新年会。
まずはじめに
ピスカリアのIさん、
今年の営業初日だというのに、
相変わらずの美味しい料理を
ふるまっていただいて、
ありがとうございます。
また、
遠方の方も含め、
定員いっぱい、
たくさんの方々に
集まっていただいて、
ありがとうございます。
皆さんにとっても、
建物作りに関わったとはいえ、
開店以来、以前の建て主である
Iさんの料理をいただく機会が
あまりなかったようなので、
ちょうどよかったのでは
ないかと思います。
それでは皆さん、
皆さんあっての
きらくなたてものや、
今年も楽しく、厳しく、
安全に、そしていい仕事を
よろしくお願いいたします。
1階で大工と左官が
仕事をしている間、
建て主のK一家とスタッフのSが、
2階で造作材の柿渋塗り。
K邸の柿渋塗りも、
いよいよこれで最後の段階。
パラパラと雨の降る寒い日でしたが、
たくさんの人の熱気で、
ほんのりと温かい家の中でした。
やはり人は、
あたたかい。