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2008年2月18日

棟上作業を見学

カテゴリー: 今日のできごと


今、色々な仕事でご一緒している大工が、
八王子で棟上作業を行うというので、
夕方、見学に行ってまいりました。

既存の古材を活用した
石場立て、足固めによる
伝統構法の建物です。

やはり他の方の仕事でも、
棟上作業は見ていて面白いですね。

とくに石場立ての仕事は、
「さす」仕口が多く、
(そういえば今日に関しては、
継手をほとんど見かけなかったなあ。)
木組みの手順がものをいうので、
複雑なパズルを見ているようです。

見学していたら、
あっという間に、
時間が過ぎ去っていきました。

ところで、
現場で設計者の方と
少しお話しする機会を
いただいたのですが、
この建物は「限界耐力計算」にて、
構造解析を行ったらしいのですが、
去年の法改正前(6/20前)に
確認申請を提出したとのこと、
なるほど。

しかし今、同じ方法で
取り掛かっている案件は、
建築確認審査に、
何と半年はかかるであろう、
とのことでした。

うーむ。

伝統構法の道が
全く閉ざされたわけではないのですが、
既存建物の改修を含めて、
とてもやりづらくなりましたね。

何とか同志と、
道を拓いていきたいと思います。

2008年2月17日

酒好きにはたまらない

カテゴリー: 今日のできごと


設計者仲間のお誘いを受けて、
南アルプスの麓、
山梨県白州にある
「山梨銘醸」に行ってきました。
(七賢という銘柄の
お酒を造っているところです。)

この一週間、
年に一度の「蔵開き」のようで、
お祭りのような様相を呈していました。

まずは試飲。
私は車なので(残念!)、
できませんでしたが、
何十種類のお酒が
ずらりと並んでいて、
どれも試飲し放題。
これは楽しそう!です。

ただ車の人は、
甘酒だったら、
思う存分楽しむことができます。
この甘酒が、
思いのほかサラリとしていて、
うまい!
また、温かくてほんのり甘い香りが、
気温0度前後のキリッと冷え込んだ空気に
よく合いました。

次に、工場見学。
こうして何かを作る過程を見るのは、
愛着が沸きますし、楽しいですね。
あ、家づくりと一緒だ。

その次は、
築百数十年にもなる
母屋の見学。
これは、古い建物好きには、
たまらないですね。
とくに、障子と青い壁が
印象的な建物でした。

そのあとは、
旧甲州街道の歴史的な街並みを堪能し、
また、蔵元系列の飲食施設で、
鮭の麹漬に舌鼓を打ち、
(これがとてもうまい!)
露天で売っていた、
ホカホカの酒まんじゅうをほおばり、
(これもまた実にうまい!)
昼過ぎ、ここを後にしました。

ということで、
酒好き、建物好きには、
たまらない企画でした。

私も酒といえば、
日本酒、焼酎党。
次は、バスで来よう。

2008年2月16日

どうどう、瓦割り

カテゴリー: 鎌倉く邸


駐車場の一角に、
敷瓦をコバ立てし、
そこに割れ瓦を
敷きました。

瓦は屋根だけではなく、
発想次第で、
色々なところに
使えます。

なお、瓦を割る作業は、
ハンマーを使い、
自分たちで。
これがなかなか、
気持ちよいのです。

2008年2月15日

ヒノキの板塀製作中

カテゴリー: 鎌倉く邸


現在、鎌倉く邸は、
外構工事、進行中。

今は大工の手により、
ヒノキの板塀を作っています。

家本体の焼杉板との
対比を楽しもうと思います。

ところで、
外構が整ってくると、
やはり家が、
引き立ってみえてきます。

景観を整えるには、
家も外構も、
総合的に検討する必要がある
ということですね。

2008年2月14日

08バレンタイン、女の子に囲まれた朝

カテゴリー: 今日のできごと

いつも朝から家で
仕事している私は、

久しぶりに、
早朝、電車に乗って、
出かけました。

その電車は、
藤沢駅始発の
電車だったこともあり、

またすぐに座れて、
その直後に
眠りこけてしまったこともあり、

目的地で降りる直前に
ハッと気づがいたのですが、
私が乗車したその車輌は、
女性専用車輌でした。

同乗していた方々には
たいへん申し訳ないのですが、
きっと最初で最後の、
貴重な体験を
させていただきました。

やはり普通の車輌よりは、
スマートでエレガントな
印象ですね。

そうか、今日はバレンタイン。
私は朝から、
女の子に囲まれる夢でも
見たかったのでしょうか。

そんなこと
言っている場合ではないですね。

きっと周りの方々も、
どんなふうに
声をかけていいものやら、
気を遣ったことでしょう。

もう同じ過ちは
二度としないと思いますので、
どうかお許しください。

ということで、
久しぶりに何かするという時は、
気をつけるようにします。

2008年2月13日

カテゴリー: 今日のできごと


ここのところ、
キリッと寒い日が
続きます。

これまでは、
雲が立ち込め、
いかにも寒そうな日が
続いていましたが、

今日の空は、
どこまでも青く、
家の中から
外を眺めただけでは、
外がこんなに寒いとは、
思いませんでした。

と同時に、
冷たい空気を
通り越して
やってくる
お陽さまの
ありがたみを感じる
日でした。

2008年2月8日

黄土の間

カテゴリー: 鎌倉く邸


黄色の土は、
奥が深く、
落ち着いた印象を与えます。

また北側から差し込む淡い光が、
その印象を増幅させます。

ここは書斎。

白壁の間

カテゴリー: 鎌倉く邸


2階の
土佐漆喰押さえ塗りの間。

土佐漆喰ならではの
淡く黄色がかった白色が、
柔らかい印象を与えるとともに、
滑らかな光沢が、
キリッと身を
引き締しめてくれるような
感じがします。

ここは子どもの部屋。
この白色のキャンバスに、
この先どんな物語が描かれるか、
今から楽しみです。

2008年2月7日

赤土の間

カテゴリー: 鎌倉く邸


2階の
赤土色の壁の間。

ただし、
真っ赤というわけではなく、
赤土に白土と黄土を混ぜて、
落ち着いた赤色に
仕上がっています。

この赤色は、
最初の第一印象と
見慣れたときとで、
何となく印象が違います。

例えるならば、
個性的な風貌の人に出会ったとき、
最初その存在感に
「おおっ」と思うものの、
話してみると、
実は芯が強くて
すごく落ち着いた人なんだ、
といった感じの壁です。

2008年2月6日

尺八

カテゴリー: 鎌倉く邸

鎌倉く邸の
梁間方向の2階床梁と、
屋根を支える垂木は、
全て尺八寸(約54.5cm)の間隔で
並んでいます。

建主の
居室の広さに対する要望などを踏まえ、
これが5つ分の間口で和室と寝室、
8つ分の間口で居間、
4つ分の間口で厨房や洗面所や書斎、
というように、
居室を割り付けました。

ふつう大工さんは、
三尺(約90.9cm)ごとに
通り芯を出して仕事するので、
かなりたいへんな思いを
させてしまいましたが、
三尺を基本に全てを割り振ると
ちょっと窮屈な感じが
するところが出てくるので、
尺八、にしました。

その代わり、
おかげで家全体が、
律動と奥行を感じる
空間となりました。

「尺八」という字の形も
末広がりな感じで、
なんだか縁起がよさそうです。