棟上作業を見学
今、色々な仕事でご一緒している大工が、
八王子で棟上作業を行うというので、
夕方、見学に行ってまいりました。
既存の古材を活用した
石場立て、足固めによる
伝統構法の建物です。
やはり他の方の仕事でも、
棟上作業は見ていて面白いですね。
とくに石場立ての仕事は、
「さす」仕口が多く、
(そういえば今日に関しては、
継手をほとんど見かけなかったなあ。)
木組みの手順がものをいうので、
複雑なパズルを見ているようです。
見学していたら、
あっという間に、
時間が過ぎ去っていきました。
ところで、
現場で設計者の方と
少しお話しする機会を
いただいたのですが、
この建物は「限界耐力計算」にて、
構造解析を行ったらしいのですが、
去年の法改正前(6/20前)に
確認申請を提出したとのこと、
なるほど。
しかし今、同じ方法で
取り掛かっている案件は、
建築確認審査に、
何と半年はかかるであろう、
とのことでした。
うーむ。
伝統構法の道が
全く閉ざされたわけではないのですが、
既存建物の改修を含めて、
とてもやりづらくなりましたね。
何とか同志と、
道を拓いていきたいと思います。