夜の下地窓
竹小舞という
下地が見えるから
‘下地窓’。
夜はとくに、
灯の影が楽しい。
竣工祝いには、
職人たちがめいめい
お祝いの品を持って、
かけつけてくださいました。
おいしい
お酒だったり
お菓子だったり、
あるいは
職人ならではの
力作もあったり。
写真は、
その一つ、
群馬藤岡から
駆けつけてくださった
瓦屋五十嵐さんからの
贈り物です。
試しに、
小さな床の間に
飾ってみました。
住み始めてから
およそ1ヵ月が経ち、
今日は職人一同会して、
竣工祝い。
関わった全ての職人さんに対し、
これまでの労をねぎらい、
感謝の言葉を述べたいという
建主の意向で実現しました。
こういう場が設けられるのも、
建主と職人が直接関係を結ぶ、
直営方式のよさなんだな、
と思いました。
その場に30人ほど
いたのではないでしょうか、
建主夫婦のそれぞれのご両親も
お手伝いにいらして、
美味しいごちそうが目の前に広がり、
盛大な宴でした。
職人の方々とも話したのですが、
こういう機会を設けていただき、
建主に笑顔で迎えていただくと、
仕事が報われたような気がして、
本当によかったな、と思います。
また職人一人一人のあいさつの際、
みんな口々に、
「これからも末永くよろしくお願いします」。
そうなんですよね。
家づくりは、
家が存在しなくなるまで続くのです。
ということは、
保証とかそんな制度がなくたって、
一度築いた建主と職人の関係は、
基本的にずっと続くのです。
今日のこの宴は、
これからも続く家づくりが
よいものになっていくことを
予感させました。
余談ですが、
職人一同会したので、
ついでに次に始まる現場の
段取りの打ち合わせを
することができました。
まあ酒の場でしたから、
改めて確認することに
なろうかと思いますが(笑)。