配筋確認
午前中、
基礎の配筋状況を
確認しにいきました。
今日は陽射しが強く、
こういう日は、
鉄筋の籠の上に立つと
余計に暑く感じます。
今日はカジュアートペースにて、
家仕事塾〜鎌倉路地フェスタ特別番外編〜
を開催。
伝統的な仕口と継手の勉強とともに、
焼杉板を作り、小屋に貼るという
仕事を行いました。
参加者自体は少なかったですが、
路地フェスタにいらした
大勢の参加者に見守られながらの作業で、
「今どきめずらしいね」と
色々な方に話しかけられたり、
ちょっと手伝ってくれたりと、
賑やかな雰囲気の中で
作業することができました。
なお路地フェスタの会期中、
家仕事塾で作った小屋は、ワインバーに。
そのすぐ横でトンテンカンしてたので、
申し訳ないなと思いながらの作業でしたが、
会期中は汗ばむほどの陽気が続いたものの、
(カジュのマキコさん恐るべし晴れ女)
土壁の小屋の中は思いのほか涼しく、
ワインバーには持ってこいの
場所だったようです。
空間としても、
ステキに設えていたこともあって、
いい使い方だな、と思いました。
関わったたてものが、
こうしていろいろな発想で、
ステキに使っていただけると
うれしいですね。
気が付いたら、
ゴールデンウィークはもうすぐそこです。
皆さま、ご予定のほうはいかがでしょうか。
さてそのゴールデンウィークの真っ只中、
「家仕事塾〜08鎌倉路地フェスタ特別番外編〜」
を行います。
ゴールデンウィークの計画は
これから、という方、
あるいはその日空いているという方、
鎌倉路地フェスタの他の催しも
楽しめると思いますので、
皆さま、奮ってご参加いただきますよう、
よろしくお願いいたします。
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●作業内容
【伝統的な継手・仕口を組み立ててみよう!】
伝統的な継手・仕口を駆使して作った立体パズルを
組み立ててもらいます。
【焼杉板を作ってみよう!貼ってみよう!】
実際に板を焼き、焼杉板を作って、
それを小屋に貼り付けます。
日曜大工に応用できるかも?!
※時間次第で木工作等の指導も行います。
●日時…2008年4月29日(火・祝)※雨天中止
●時間…10:00-16:00
●場所…カジュ・アート・スペース内
(鎌倉市二階堂57-1)
●会費…1,500円
●持物…作業着、軍手
※ノコギリ、ノミ、ゲンノウ、サシガネ等の工具をお持ちの方は
ご持参いただきますよう、よろしくお願いいたします。
●講師…藤間建築工房(大工)
きらくなたてものや
●申し込み
電話:0467-23-3663
E-mail:khaju@pastel.ocn.ne.jp
カジュアートスペース宛
※家仕事塾の記録、
「タカラサガシから始まる物語」を1,000円で販売しております!
伝統木構造の会の催しで、
茨城県大子町の大工衆に
お世話になりました。
そこでは大工の指導のもと、
仕口や継手を作る実習。
仕事に追われる日々を忘れて
一日作業にのめりこみ、
楽しいひとときを過ごすことが
できました。
手を動かして何かを作るって、
やはり楽しいです。
この機会を作ってくださった方々、
ありがとうございます。
さて、遠くに出かけると、
つい道中で出会った
古い建物に目がいきます。
そして気になるものを見つけては、
車を停め、写真を撮影。
何も風光明媚なところに
足を延ばさなくても、
私にとってこれが実に楽しくて、
ドライブする楽しみの一つなのですが、
おかげでちっとも前に進みません(笑)。
というわけで
本日カメラに納めた画像の
ほんの一部を紹介します。
市松模様の無双窓が
とてもおもしろいです。
道中、同じような意匠の建物を
幾つか見かけました。
板貼りの倉。
このあたりはどちらかというと、
板貼りの倉が多かったような。
日本全国、
倉は見ていて楽しいですね。
私はとくに、
倉の屋根の浮遊感が好きです。
板貼りの納屋。
棟木が特徴的。
同じ切妻の屋根でも、
色々な架け方があることに
気づきます。
ざっと三点
ご紹介しましたが、
全体的に板貼りが多いな、
その板貼りも、貼り方がいろいろあるなあ、
と感じたまちでした。
今日も雨でした。
最近、雨が多いですね。
雨といえばつい先日、
横浜市栄区の富士山公園にある古民家を
ちらりと立ち寄る機会があったのですが、
そこで竹でできた
軒樋を見つけました。
現代の家の大半が採用している
プラスティック製の雨樋に比べたら、
とてもいい感じですね。
富士山公園の中には、
よく手の入った竹林がありましたから、
おそらくそこで材を手に入れて、
作ったものなのでしょう。
一方で現代の家を見てみると、
雨の通り道のデザインが
費用的にも意識的にも、
軽んじられている傾向にありますが、
意外に目に付くものですから、
こうして竹を使うとまではいかないまでも、
素材も含めてしっかりと、
デザインしていきたいですね。
それと、古い建物を
「雨の道はどうなっているのかなあ」
という目で見てみるのも、
なかなか面白いです。
屋根が長くせり出している
お寺のお堂などを見ると、
けっこう大胆なこと、
やっていたりします。
ぜひ一度、そうした視点で、
古い建物を眺めてみてください。
いつも木建具をお願いしている
杢正の新井さんと、
神奈川県産材を商う吉岡木材さんを訪れ、
外部の建具に使う木を見立てました。
今回この家は桧普請。
建具も基本的に桧です。
外部で使う建具については、
納める硝子や防犯のこともあるので、
厚さ4cmで設計しているのですが、
しかし建具屋と取引のある材木屋は、
その厚さに対応できる桧の取り扱いが、
たいへん少ないようなので、
今回は吉岡木材さんで、
見立てることにしました。
建具で使う木は、
できるだけ反ったり
曲がったりしないように、
木の‘トロ’のような部分を使います。
特殊な材といえますので、
通常建具屋さんは、
建具専門の材木屋の木を使うのですが、
普通建具で使う木は厚さ3cm、
しかも桧の4厚さcm以上の木となると、
なかなか在庫がなく、
あったとしても、お値段がたいへん
高いものになってしまっています。
そんなわけで、
いつも構造材などをお願いしている
吉岡木材さんにて
探すことにした次第です。
建具ができるのは、
秋深まった頃。
どんなふうになるのか、
楽しみです。