雨の中、
雨の中、
基礎の配筋確認。
カブリはばっちり、
その他も概ねOK!でした。
さて今日は雨。
元々傘を差すのは
好きではないのですが、
とくにこういうときは、
手に図面とカメラとペンを
持っているので、
どしゃぶりでないかぎり、
傘は差しません。
そうすると周りの人が気を遣って
傘をかざしてくれるのですが、
かえって申し訳ないです。
それにしても最近、
暑くなったり、
寒くなったりが、
両極端ですね。
およそ30年前から
広島カープを応援し始めて以来、
初めて広島市民球場で、
プロ野球の試合を観戦しました。
私が幼い頃から知っている
数々の劇的なドラマが、
目の前のグランドで
繰り広げられてきたのかと思うと、
不思議な気分です。
しかしこの球場の命は、
今年限り。
確かに初めて訪れてみて、
他の球場と比較すれば、
広さも設備も見劣りするし、
建物自体も老朽化しているので、
仕方ないといえば仕方ないのですが、
温かいファンと球団を包み込む
この温かみ溢れる球場が、
この世を去るのは寂しい限りです。
だからこそ今年は、
鎌倉から少々遠いですが、
絶対にこの球場を訪れようと思っていたら、
ありがたいことに、広島在住の、
友人の奥さんのMさんご家族の計らいで、
早速この時期に実現した次第です。
さて試合のほうは、
敗色濃厚の終盤、
「ま、今日は、
ここに来れただけでもよしとするか」
と思い始めた矢先、
まさかまさかの大逆転劇。
球場全体も大盛り上がり。
奇跡的な逆転劇はもちろん、
とてもうれしい結果に違いありませんが、
選手やファンたちの
決して夢をあきらめないという姿勢自体に
とても勇気付けられました。
こうして、
訪広のことも試合の結果も、
あきらめずに念じ続ければ、
いつか必ずいいことある、
ということを暗示しているような
一日でした。
追伸
生の野球観戦初体験の息子が
7回裏の攻撃前に飛ばす
ジェット風船に大うけ。
家に帰ってからも、
飛ばして喜んでおりました。
連休を使って、
滋賀県にあるヨメの実家へ帰省。
その初日の今日、
子どもたちたっての希望で、
イトコたちを誘い、
おおぜいで奈良に行きました。
子どもたちの動機は、単純明快、
何でも最近、奈良を舞台にした
テレビ番組(ドラマ?)が放映され、
その影響らしいです。
奈良へ着くなり、
たくさんの鹿がお出迎え。
お目当ての一つだったようで、
子どもたちは、大喜び。
そして私は、
そんな子どもたちを横目に見つつ、
古都ならではの古い木造建築を堪能。
学生時代、京都に五年間居ましたが、
近いはずなのに奈良の建物を
見る機会がほとんどなかったので、
ちょうどよい機会でした。
ということで、
家族みんなが喜ぶ、
いい休日でした。
東大寺南大門の足元。
ほほう、こういう方法で、
意匠と柵という機能を兼ねて、
足元を固める方法があったのかと感心。
同じ東大寺南大門を見上げると、
十尺ほどあるでしょうか、
それほど大きく張り出した軒を
支える持ち送りが目に入ります。
ここは両脇に立つ
大迫力の仁王像が有名ですが、
よく見れば建物自身も、大迫力。
そう、今日一日、
私が奈良を歩いて感じたことは、
他の古都と比べて、
全体的に迫力があるなあ、
ということです。
今存在する建物を建てた時代は
鎌倉時代だったり江戸時代だったり、
奈良時代とは限らないかもしれませんが、
建築文化の源流は紛れもなく奈良時代、
その奈良時代という
中央集権のしくみの黎明期、
それが機能しすぎるほど機能し、
有り余るほどの権力と富が、
都に集中していたのかも
しれませんね。