2008年7月23日
朝から現場へ。
灼熱の太陽の下、
屋根に上り、
職人たちと打ち合わせ。
流れ落ちる汗。
そして
外に立っているだけでも
汗が止まらぬお昼前、
仕事場でもある家に戻ると、
何ともいえぬ爽やかな涼感、
スッと汗が引きました。
そのとき温湿度計を見ると、
2階の仕事場の室温は28度台、
やはり木と土壁の家は、
夏涼しいですね。
しかしこの涼感は、
私の感覚では、
昨年よりも強く感じます。
その理由を私なりに
推測してみたのですが、
今年の夏は、
昨年の夏とは異なり、
昨年秋にスタッフを
迎えたということもあって、
一日中、誰かしら
家に居るからなのではないか、
という気がしております。
そうした状況ですと
戸締りをする必要がない、
閉め切る必要がない、
ということは、
一日中、家の中を風が流れている、
ということになります。
一日中
風が流れているから、
土壁が熱を蓄えることなく、
夕方までずっと、
朝方の気温を
記憶してくれている、
そしてまた日が暮れて、
涼しい夜風が入ってくる、
そんな感じです。
あくまでもこの理由は、
私の推測に過ぎませんが、
しかしこれが
当たっているとすれば、
家の心地よさは、
暑い夏も寒い冬も、
誰かがその家に居て、
家と人との関わりが深いほど、
その度合いが高まると
言えるのかもしれません。
家も生き物、
降り注がれた愛をその分、
私たちに‘心地よさ’というカタチで
かえしてくれるのかも
しれませんね。