心地よい出会い
エピナール楽さんのご案内で、
千葉鴨川で手作りの田舎暮らしを実践する
ラブアンドライスの皆さんと
お会いする機会をいただきました。
とても心地のいい場所、
心地いい人たちです。
お昼辿り着いてから、
あっという間に夕暮れを迎えました。
いつかまた来たいと思います。
夕方、鎌倉ほ邸まで
自転車を漕いでいたら、
もう秋の気配、
既に涼しい空気が
漂い始めていたものの、
急に強く、
冷気を感じるところが
ありました。
その道の左手には、
奥深い森がありました。
これと似たような体感を
家の近所でもすることができます。
自転車で家に帰る時、
車通りの多い大通りから、
道の先が森へと続く
ケヤキ並木に入ると、
その道に入ったとたん、
感じる温度が違うのです。
やはり木は森は、
とくに暑い季節は、
私たちに心地よさを
もたらしてくれます。
一方で私たちは、
まちの地面という地面、
アスファルトやコンクリートで
覆い尽くしていますが、
心地よさという観点からみれば、
自分たちの首を自ら、
絞めているような気がします。
暑い陽射しが照りつける日、
アスファルトの地面に触ってみると、
予想以上に熱いことに気がつきます。
散歩好きのジェットくんも、
彼はずっとはだし、
この時期昼間の散歩は
さすがに嫌がります。
心地よさを得るために、
家一軒一軒のクーラーも、
いいのかもしれませんが、
地べたを見つめ、
木を植え森を守り、あるいは作り、
まち全体を心地よくする術も、
みんなで考えていきたいですね。
地域活動の一環として取り組む「柞の森音楽祭」.
「柞の森音楽祭」では「かながわ力大賞」に応募し、
今日はその授賞式でした。
私は今日の展示資料、
また先日選考委員の方々の前で行った
プレゼン資料を作成した手前もありまして、
授賞式に参加してきました。
大賞を受賞したのは、
厚木の元気な高校生たち!
結果は残念でしたが、この機会により、
ここ神奈川県にたくさんの元気な人たち、
楽しい人たち、すごい人たち、
問題意識を抱えて地道に活動している人たちがいて、
またそうした人たちを取り巻く輪があることを知り、
こちらも元気をいただきました。
こうした人たちがつながっていくと、
世の中が明るくなっていきそうですね。
こういう人たちこそ、
新聞の一面記事に!
今年も始まりました、木の建築塾。
きらくなたてものやは事務局の一人として、
この催しをお手伝いさせていただいております。
今年は構造と環境に視点を当てた、
5回シリーズの‘おしながき’となっております。
先鋒は、設計者の丹呉明恭氏。
いわゆる伝統構法に取り組むとともに、
大工を育てる大工塾の仕掛人の一人でもあります。
なぜ木造なのか、
それを数多くの構造実験を経て得た見地と
ゴミや環境問題といった社会的背景に基づき
説明をいただいた講義はたいへん興味深く、
またほぼ同じ道を歩む自分自身の取り組みに対して
勇気をいただきました。
次回は構造の分野を掘り下げて、
ともに大工塾に取り組む
構造家の山辺豊彦さんにお話をいただく予定です。
私たちにとって非常に興味深いテーマの一つなので、
今から楽しみ!です。
先日8月29日、仕事で行った山梨の集落で、
窪八幡神社と出会いました。
約470前に建立された鳥居。
日本に現存する木造鳥居の中で、
一番古いそうです。
一部補修の跡はあるものの、
屋根もないのに約470年もの年月を
経ることができるとは、
木は案外、長持ちです。
それにしてもこの形、
笠木が大きく反り、
両脇の柱が大きく内側に傾き、
今にも天に昇っていきそうです。
鳥居の柱の根継の跡。
木の建築は、こうして手を入れて、
長く使うこともできるのです。
神社の境内。
神社の建物は比較的簡素で、
そのかわり、といいますか、
空間が建物だけで完結せずに、
その配置や周りの環境と相俟って
神秘的な空間を醸し出しています。
ここのところとくに、
神社の風景がとても気に入っています。
鐘楼。
こじんまりと、
かわいらしい感じです。
神社の建物で見つけた
柱が古びて、風化している様子。
傷んだ木、というよりも、
現代彫刻のようです。