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2008年10月3日

心地よい秋晴れ

カテゴリー: 今日のできごと


暑くもなく、寒くもなく、
ちょうどよいとは、
今日のような日のことです。

心地よい秋晴れの日でした。

2008年10月2日

光室

カテゴリー: 鎌倉ほ邸


鎌倉ほ邸の小屋裏は、
硝子面が多く、
さながら‘光室’です。

奥でメモしているのは、板金屋さん。
水切りの採寸にいらっしゃいました。

2008年9月30日

ちぎりぎ

カテゴリー: ピスカリア


ピスカリアの
尺三寸角の栗柱に
埋め込まれた‘ちぎりぎ’。
木の割れが広がらないように
何ヵ所かに埋め込まれています。

ちぎりぎは漢字で、
‘千切り木’、
あるいは、‘乳切り木’、
と書くようです。

またちぎりは、
‘契り’とも。

蝶々みたいなこの形、
語感として、
何となく分かるような気がしますね。

2008年9月29日

遅ればせながら

カテゴリー: 今日のできごと


昨日の運動会のあと、
ムスコの誕生日を
ピスカリアで祝いました。

ムスコの誕生日は、
9月中旬だったのですが、
その日の夜は、
関西方面に向かう車の中だったので、
改めて今日お祝いすることにしました。

歳はついに一ケタにおさらば、
10歳です。

ところでピスカリアでは、
スタッフの皆さんも
お祝いしてくれました。

ここにも家族が居るような心地です。
ありがとうございます!

2008年9月28日

子どもの運動会

カテゴリー: 今日のできごと


今日は子どもが通う
小学校の運動会でした。

毎年運動会というと、
暑い中見てたのですが、
今日はかなり肌寒い日、
しかし子どもたちにとっては、
身体を動かすのに、
ちょうどよかったと思います。

さて私は密かに、
子どもたちの運動会を
見るのを楽しみにしています。

とくにかけっこやリレーなどが好きで、
自分の子どもの番ではなくても、
全学年の分を見てしまいます。

スタートラインの緊張感、
速い子も遅い子も、一生懸命走る姿、
応援の興奮、
一等になった子の喜ぶ姿―、

自分がグランドに
立っていた頃のことを思い出し、
見ていると
若返ったような気になります。

2008年9月27日

焼杉作業2回目

カテゴリー: 藤沢む邸


藤沢む邸の焼杉作業、
本日2回目。

参加者は合計3名、
こじんまりと行いましたが、
爽やかな空気の下で
作業はだいぶ捗りました。

今回は焼いた杉板に、
ベンガラを油で溶いたもので塗って
仕上げます。

塗る手間と
ベンガラと油の用意が
必要となりますが、

しかしこの方法は、
焼くのも塗るのも、
少々イイカゲンでも、
作り手に「いい色になれ」と
念ずる気持ちがあれば、
品と深みのある美しい色が
生まれるというところが
すばらしい!

2008年9月26日

‘カマクラ工芸’を訪ねて〜ガラス工芸編〜

カテゴリー: 今日のできごと

私は空間作りを仕事としている身として、
その空間が現れる場所の地域性というものを
追い求めていきたいと思っています。

それに対し私は、
伝統的な建築構法という手段、
気候風土やその地の歴史、
あるいはその地域が持つ
社会的条件との対話の中で、
その答えを見出すことを
試みているのですが、

もう一つ、

その地域の空気を
呼吸する人たちとの協働の中で
作り出すことができないかと
思い描いています。

地域性は何よりも、
そこで暮らす人々の中に
詰まっています。

ということは、
地域の職人、地域の作家との
協働による空間作りは、
自ずとその地域性を
帯びるものだと思っています。

さて今私は、鎌倉で暮らし、
鎌倉に事務所を構えています。
ですのでやはり、
この地域周辺で、
職人や作家と手を取り合い、
空間作りを手掛けていきたいと
思っております。

家という生活の器を作るにあたっては、
今その体制ができつつありますが、
生活を彩る様々な道具や装飾についても、
鎌倉またはその周辺で活動する方々との
輪ができるといいな、と思っていたところ、

先日鎌倉二階堂の
カジュアートスペースのたなか牧子さんと、
その輪作りを‘やろうやろう’という話になり、
その第一弾として今日の夕方、
たなか牧子さんの案内で、
ガラス工芸家Joy y.Suzukiさんの
家を訪れることとなりました。

Joyさんは、
鎌倉の山の麓の
古くてかわいらしい民家に
居を構えています。

そこで見せていただいた
硝子の器や照明器具、
また窓用の硝子はいずれも、
女性的な柔らかさとやさしさを
醸し出していました。

そして硝子という
比較的新しい素材を使いながら、
古い民家の中で
見せていただいたせいもあるのでしょうが、
いかにも日本的な、
懐かしさを憶える質感を
感じました。

そんなJoyさんの硝子、
きらくなたてものやが提案する、
伝統の中に現代を見出す‘器’の中で、
室内の装飾硝子や照明器具として
随所に提案していければと思っております。

2008年9月25日

窓が入る

カテゴリー: 藤沢む邸


藤沢む邸に
窓が入りました。

荒壁も塗られ、
もう住めそうです(笑)

ここは「準防火地域」というところで、
しかも敷地いっぱいに建てているので、
硝子は原則として、
網入りガラスとなります。

2008年9月24日

‘昔色’を掛け合わせ

カテゴリー: 今日のできごと


藤沢む邸の焼杉作業では、
どういった仕上げにするか、
色々試しながら決めました。

向かって右から、

バーナーで焼いた杉板、

焼いた杉板の煤を
洗い落としたもの、

焼いた杉板に、
油で溶いたベンガラを塗り、
拭き込んだもの、

焼いた杉板の
煤を洗い落し、
その上に油で溶いた
ベンガラを塗ったもの、

油で溶いたベンガラを
塗ったもの。

昔から使われていた
着色の技法を組み合わせるだけで
様々な表情を作り出すことができます。

しかもいずれも、
現代の塗料などでは醸し出せない
趣があります。

またこれらの色を
建主自らの手で作り出せるというのが
いいですね。

自分で手をかけて
これらの色が表れたとき、
何ともいえない感激があります。